2020/01/09 のクイズ
- 1. 「信じられない」と言っている家族の考えを否定しない。
- 2. 家族の睡眠状況を確認する。
- 3. 患者さんが亡くなる前から家族にグリーフケアを行う。
- 4. 悲しんでいる家族には、悲しみは時間が解決すると伝える。
挑戦者8446人 正解率85%
グリーフケアとは、家族や身近な人を亡くし、悲嘆に暮れている人に寄り添い、回復をサポートするためのケアです。
悲嘆は死別に対する心理的・行動的・認知的・感情的反応です。悲嘆の過程は死別の状況や故人との関係などによりさまざまで、通常の悲嘆反応と複雑性悲嘆とがあります。通常の悲嘆反応は時間の経過とともに軽減します。一方で複雑性悲嘆は、通常の悲嘆反応が通常6カ月以上続き、社会生活や日常生活に影響を及ぼします。抑うつ、場合によっては自殺の要因になることがあります。
- 1. 「信じられない」と言っている家族の考えを否定しない。
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不正解
悲嘆反応の一つであり、その反応は通常の反応です。家族は目の前にいる患者さんの様子を見て、状況を理解してはいるものの「信じられない」と否認する反応が見られることがあります。家族が話すことを否定するのではなく、どのように感じているのか、寄り添って傾聴することが必要です。
- 2. 家族の睡眠状況を確認する。
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不正解
睡眠障害は悲嘆反応の一つです。通常の悲嘆反応ではありますが、睡眠障害が継続すると抑うつなどにつながる可能性もあります。家族の睡眠状況を確認し、休息時間を確保するよう伝えていくことも必要です。
- 3. 患者さんが亡くなる前から家族にグリーフケアを行う。
-
不正解
WHOでは、患者さんの生前から死別後を通して、家族の適応を助けるサポートシステムの必要性を提言しています。このサポートシステムにあたるのがグリーフケアのことであり、患者さんの生前から、家族が患者さんに何をしたいのか、共にどのように過ごしたいのか、何ができるかを、医療従事者と話し合うことが大切です。家族も患者さんと同じようにケアを受けるという実感が出来ることは、患者さんを亡くす喪失体験への準備として大切なケアと言われています。
- 4. 悲しんでいる家族には、悲しみは時間が解決すると伝える。
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正解
複雑性悲嘆の場合は、時間が経過しても解決することはありません。複雑性悲嘆の危険因子として、死者との依存的な関係、予期しなかった死、自分自身で「(自分は)強い人間である」という価値を自己概念としている人、ソーシャルサポートがないなどがあります。
家族が悲嘆のプロセスや反応について情報を得ることができ、必要な時に支援を受けることができるよう、遺族外来や無料の電話相談窓口の紹介をすることも必要です。
引用参考文献など
1)二見典子.恒藤暁ほか編.遺族ケア.緩和ケア.第2版.系統看護学講座 別巻.医学書院,2015,86-290.
2)岩崎紀久子ほか編.一般病棟でも出来る!終末期がん患者の緩和ケア.第3版.日本看護協会出版社,2015,248p.
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