認定看護師の受験対策

いざ、受験する教育機関が決定すればさっそく受験対策をしましょう。受験倍率は各校さまざまで公開されていませんが、過去に受験した人の話によると実に4倍近いケースもあるようです。かなりの難関ですね。

内容としては筆記試験面接があります。

筆記試験に関しては、択一式、記述式、小論文もあり…と各校特徴があり、ある程度傾向を掴んでおいたほうが受験には有利と言えるでしょう。出願した人限定で過去の試験問題を公開している学校もあります。身近に受験したことのある人がいれば、問題を見せてもらいましょう。また、看護協会のホームページに、認定看護師登録者一覧があるので自分の希望する認定分野の先輩に連絡を取ってみてもいいでしょう。勉強の仕方や面接対策などアドバイスがもらえるかもしれません。

面接対策

面接のポイントは何といっても志望動機です。これはどの教育機関でも聞かれるものと思ってください。単に「資格が取りたいから」でなく、「なぜ認定看護師になりたいか」「認定看護師になって何がしたいのか」「教育課程を経て何を学び、身に付けたいのか」等、具体的に自分の言葉で伝えられるよう、練習しておきましょう。

過去問が手に入らない場合も焦ることはありません。募集要項に記載されている出題範囲を確認して、専門書や雑誌で独自に勉強を進めましょう。いずれにしろ、特定分野での専門基礎知識は、入学後に高度な内容を学ぶための土台になります。入学してから「もっと勉強してくればよかった。」と後悔する人も多いよう。ハードスケジュールの中で、勉強時間を作るには、家族や職場の仲間などの協力が不可欠です。大変でしょうが、事前勉強がおろそかなままで入学しても、せっかくの高度な内容がなかなか身に付きません。実のある研修にするためにも、専門範囲および周辺の看護に関してしっかり学んでから受験に挑みましょう。

また日頃から、学会やセミナーに参加するなどして各分野における医療動向にアンテナを張ったり、実践でも常に問題意識を持ち、根拠を明確にアセスメントしたり、説明したりできるように意識しましょう。こうした日々の積み重ねが、何よりの財産になります。