認定看護師になるには

「認定看護師」は看護のエキスパート

看護師さんなら、誰もが聞いたことがあるであろう「認定看護師
皆さんの病院にも何名かいらっしゃるのではないでしょうか?

ハイレベルな看護技術と知識を兼ね備えた看護師さんが持つこの資格は、日本看護協会による認定審査を突破した方に与えられています。

1995年に認定看護師制度が発足して以降、徐々に人数を増やし、2012年現在で約1万名が全国で活躍しています。医師不足が叫ばれる医療現場において、特定領域における高度な知識とスキルを持つ認定看護師は、看護のエキスパートとして欠かせない存在となっています。

「ちょっと憧れるけど、実際に自分がなるイメージはわかない」
「主任レベルじゃないとなれないんじゃ…」
「資格を取るには、お金も時間もかかるって聞くけど…」

…等、認知度が高い割には、実態が把握しにくいのが現状かもしれません。

そこで、このコラムでは皆さんが気になるこの資格の全容を少しずつ明らかにしていきたいと思います。

誰でも認定看護師になるチャンスがある

まず結論からお伝えすると、看護師さんであれば誰でも認定看護師になれるチャンスがあります。

ごく一部の限られた人しかなれないものではありません。ただし、クリアしなければいけない条件が2つ。

それは、「時間」と「費用」です。

そして、この2条件をクリアした上で絶対に必要な要素がひとつ。「努力」です。

看護師になるのに時間と費用と努力が必要であったのと同じように、認定看護師になるにもそれ相応の時間と費用と努力が必要です。

逆に言うと、これらを満たせばどなたでも認定看護師になれるのです。看護師になれたあなたなら、最初の関門は突破しています。

「認定看護師」になるには大変な努力が必要ですし、資格取得後も更なる自己研鑽が求められます。しかし、よりよい看護を身につけたいという強い意志さえあれば、決して高いハードルではないのです。

まずは「認定看護師=雲の上の存在」という認識を改め、実際に認定看護師資格取得への道のりを見ていきましょう。