看護師が語る「リーダー業務」の難しさ5選｜看護師の本音アンケート

シフト表に「リーダー」って入ってると、ちょっと憂鬱…って思うこと、ありますよね……。

今回は、「リーダー業務、ここが難しいッ！！」の叫びを聞いてみました！　リーダーのみなさん、頑張っていきましょう。

イラスト／なんちゃってなーす（看護師）

文・編集／看護roo!編集部 小園知恵（看護師）

看護roo!アンケートより

① 病棟全体を把握するのが難しい！

• 全体を把握することが難しい。その日のメンバーがどの程度の力量なのか。全員同じ時間に業務終了するためにはどれくらいの負担までがよいか。一生の課題です。（かみなりさん）

• 全体把握をするのが難しいかなと思うところはありますが、いろいろトライしながら周りを見る力を身につけていくことも多いかと思うので、やり甲斐はあると思います。（ゆかりさん）

リーダーは、病棟全体の患者さん＆スタッフの様子を把握し、調整を担う大役。

一気に数十人の情報を扱うから、何がなんだかわからなくなっちゃうことも多々あります…( ˟ ⌑ ˟ )

なるべくメンバーからたくさん報連相をしてもらえるように、リーダーからもこまめに声をかけられると、全体の把握もしやすくなります◎。

② 指示受け・指示出しが難しい！

• 複数の医師からのバラバラの指示を聞き、優先順位を考えながらその日の受け持ちスタッフに伝えたり処理するのが難しい。判断を間違えたり1つでも忘れると事故に繋がったりするので神経を使うし疲れる。聖徳太子のように同時に聞き分けられる耳が欲しい。（koyukiさんさん）

• 指示受けと指示出し。ピッチが繋がらなくてメンバーを走って探すこともしばしば…。先生の指示が謎なこともあるから、先生を探して走り回ったりしてる。（森野うさぎさん）

指示受け・指示出しって、コミュニケーションエラーが起きやすいやり取りだから、内心いつもドキドキ・・・。

リーダーは伝えたつもりでも、メンバーにはうまく伝わってない！　とか、医師の指示が難解すぎて、確認に手間取っちゃう！　とか、、、

なんかもっと良いシステム開発されないかなァァァァ(っ◞‸◟c)　

とにかくエラーが起きないように、メモや指示書も活用して、確実にやっていきましょう！

③ 業務の担当割り振りが難しい！

• 業務の割り振り。メンバーの特性を理解した上で、当日の業務量や全体の動きを見つつ、問題が起きたときの対応や、緊急入院を振り分けるなど。。（おかゆさん）
• 仕事の割り振り。先輩に頼むのを遠慮してしまう。（みかんさん）
• スタッフの力量と、治療の予測をしながら配置しなくてはいけないこと。万一のフォロースタッフをキープできるようにすること。（ぎんさん）

日々の業務の割り振りももちろん、「えっ急に処置が入った？！」「なんと緊急入院？！」などなど、イレギュラーなことってどうしてこんなに頻発するんだ？！

だれにどんなことをお願いするか…って、瞬時に考えるのは至難の業。

患者さんの重症度・ケアの必要量・メンバーのスキルを考慮しつつ、悩んだら先輩や上司にも相談するのが近道です！

④ メンバーフォローが難しい！

• チームメンバーをうまくフォローすること。患者が安全である事。常に気を配るのが大変。（えみさん）
• 人によっては、抱え込んで時間外になりがちな同僚もいるので、タイミングや声のかけ方に気を遣います。リーダーがつくと実はとても神経疲れをしています。（hachirouさん）

メンバーが手一杯だったり、困っていたりするとき、サッと手を差し伸べたい！！

なかなかSOSが出せずに困り果てていた新人時代、リーダーの先輩が颯爽と助けてくれたのをマネしたいけど、なかなかうまくいかないもんですよね(´；ω；｀)

「いつでも声をかけてくださいね」のオーラを全開にしつつ、積極的に今の状況を確認するのが良さそうです。
 

⑤ 他職種との連携が難しい！

• ドクターとか、他部門の人とのコミュニケーションではないのかしら。（ちび。さん）
• 多職種との連携に一番神経を使います。立場やものの見方が違うから、よく意見が衝突しますし…。（hachirouさん）

看護師同士のコミュニケーションも大変だけど、他職種になると、その難易度はもうバク上がり。

検査やリハの時間調整が入っててんやわんやしたり、病棟の代表として、他部署とやりとりしたり…。

どこまで相手の意見を聞き入れて、どこまで主張するかは難しいけど、一緒に落としどころを探しつつ、すり合わせていきたいものです(*･ᴗ･*)و

おわりに

リーダーって、ほんっとうに大変な仕事。

メンバーのときはわからなかった、先輩からのアドバイスが身にしみることもありますよね。

今日リーダーの人も、明日リーダーの人も、一緒に乗り越えていきましょう！