落ち込んだ心を救ってくれたあの人の一言|看護師の本音アンケート

仕事でうまくいかないとき、怒られて落ち込んだとき、あなたを救う言葉をくれたのは誰ですか?

看護roo!のアンケートにはナースみんなの心に残る言葉、忘れられないエピソードが集まりました。

【ライター:白石弓夏(看護師)】

 

落ち込んだ心を救ってくれたあの人の一言

落ち込んだ心を救ってくれたあの人の一言のランキングを表す図表。1位 同期(31%)2位 家族(20%) 3位 先輩(14%) 4位 その他(8%)5位 誰にも相談しない(8%)

看護roo!アンケート「落ち込んだ心を救ってくれたあの人の一言

 

 

1位 同期

同期とお酒を飲みながら、励まし合うイラスト。

 

  • 愚痴を聞いたり言ったりしてなんとか続いています。(あさみさん)
  • 頑張ってるの知ってるよーって。同期から言われたのには助かりました。(あやさん)

 

ナースにとっての同期は、まさに戦友のような感覚がありますよね。

同じような境遇で戦っている者同士、一緒に愚痴りあえたり、話すだけでお互いに元気をもらえたりします。

 

私自身、入職時の同期は10年経った今でも付き合いのある仲です。

当時は、朝まで語り明かしたり、時には、一緒に泣いたりもしました。

同期がいなければ、一番落ち込むことの多い1年目を乗り切れなかったかもしれません。

 

 

2位 家族

「ママ泣かないで。あたしがいるから泣かないで。」と子どもに励まされる母親のイラスト。

 

  • 息子が仕事してるお母さんマジカッコいい!すげーんだぞ!って友達に話してるのを聞いて気合が入った。(ニモコさん)
  • それまで外来でしか働いたことがなかったのに、離婚して娘と2人きり、見知らぬ土地で正社員として病棟勤務。初めての夜勤後に自分の出来の悪さで帰宅後ポロポロと涙が。そのとき、まだ3歳だった娘が私の頭を撫でながら「ママ 泣かないで。◯◯ちゃん(娘の名前)がいるから泣かないで」と一緒に泣いてました。娘も初めて夜を院内託児所で過ごして不安だっただろうにと思うと余計に泣けてきて、これから先どんなことがあっても挫けたらダメなんだと改めて思ったし、あの日の娘の言葉で続けられたと思います。そんな娘は今看護学部の2年生。ママのような看護師になりたいと言ってくれることがさらに私の糧になっています。(きぃさん)

 

第2位には「家族」がランクイン。

コメントで寄せられているお子さんのエピソード、読むだけでこちらまで涙してしまいます。

 

私自身は新人の頃、父親に「看護師として活き活き働いている姿を見て、とても誇らしいよ」と言われたことをとても鮮明に覚えています。

家族は一番身近な存在だけに、ふとした言葉に心動かされるという人が多いということなのでしょう。

 

 

3位 先輩

仕事場で泣いているときに、そっと声をかけてくれる先輩のイラスト。

 

  • 毎日、いっぱいいっぱいで不安で成長してるかわかんないし、同期がすごくできてるようにみえてた。でもプリセプターから「頑張ってるのを見ててくれる人はいるから、私はちゃんと見てるから」といわれた。そして厳しめの先輩から「頑張ってるね、知ってるよ!」って言われてもっと頑張ろうって思えて。辞めたいって思ってたけどなんとか続けられてます。(みっきーさん)
  • 先輩のパワハラでメンタルやられて異動させてもらったときに、違う先輩から「わたしが異動してきたときに○○さん(わたしのこと)が助けてくれたのを忘れないよ。仕事もちゃんとできていたよ」と言ってくれたのが救いになって。看護師辞めずに済みました。(ねねさん)
  • 日々小さい失敗を積み重ねてへこんで疲れてしまうのですが、先輩方がそのたびに「頑張ってるの知ってるよ」「大丈夫、忘れちゃ困ることは忘れてないから!」「今完璧にやられたら、私たちが教えることなくて困っちゃうよ」等々、いろんな言葉をかけてくださるので、頑張る!続ける!と思えます。(ことさん)
  • 新人のとき、中途で来たベテランナースにとても助けられました。元からいた先輩たちは経験の浅い方ばかりで、私が困って質問してもほぼ放置。彼女は慣れない職場で大変だっただろうに色々サポートしてくださいました。自分も先輩に育てられたんだから当然のこと、とおっしゃっていました。彼女のようになりたいと、努力しています。(たまさん)
  • 子どもが病気がちで、月1回7~10日入院生活を繰り返してた頃、「迷惑だからやめようかな…」と思い始めてた頃。子育てを終えた先輩に「子どもなんて病気するもの。私もみんなに迷惑かけてきた。悪いと思うなら、後輩が子育てで同じような境遇になったときあなたがフォローしてあげるのが私たちへの恩返し」と言われました。その先輩も、子どもの病気で長期に休まざるをえなかったとき、師長に言われた言葉だそうです。看護師も後輩がどんどんできれば、子育てと両立しようとする看護師も増えてくる。続ければ「お互い様」という気持ちがつながっていくんだと思い励まされました。現在、子育て中の後輩たちのフォローに頑張っています!(あわじろうさん)

 

第3位は「先輩」。

看護師1年目の頃は「先輩たちはすごく仕事ができる」と思っていて、「早く追いつきたい」と焦るほど落ち込むことも多いもの。

 

先輩たちも、忙しく動き回っている中で落ち込んでいることに、まず気づいてくれるだけでありがたい…。

「ちゃんと見てるよ」と自分の頑張りを認めてもらえると、本当に救われた気持ちになります。

 

私自身もまずは先輩に認められたくて、頑張っていた時期がありました。

落ち込んでいたときの先輩の言葉は一つ一つ記憶に残っています。

 

 

4位 その他

患者さんに「いつも…ありがとう。」と感謝の言葉をかけられた看護師のイラスト。

 

  • 看護学校の恩師 。(莉音さん)
  • 同じ学校の友人が多いです。(もふもふさん)
  • 病院に勤務してる看護師の友達。准看からの付き合いだから、安心して相談できる。(錦さん)
  • 「自分のペースを大切にしてね」という看護学校時代の先生の言葉です。(みかさん)
  • 学生時代も今も患者さんの言葉が1番救われる。(るーさん)
  • 「ありがとうね」という患者さんからの一言。これで、嫌なことも吹っ飛びます。坂木さん)
  • 患者さんからの言葉が一番。(ぱんぱかさん)

 

その他で多かったのは、学校の同期や恩師、患者さんからの言葉。

 

看護師として、日々真剣に患者さんと向き合っているからこそ、患者さんの言葉の重みはひとしおです。

心が救われることと同時に「看護師やってて良かったな」という感慨にもつながりますね!

 

 

5位 誰にも相談しない

お気に入りのクマのぬいぐるみに向かって、泣きながら感情を爆発させる看護師のイラスト。

 

  • 聞いてほしいけど、言えない。(ゆこさん)
  • 特にないよ。でも今家族もいるから家族のために働くかな。(ちじょなが・えす・りーなさん)

 

相談したいけど、誰にも相談できないのか…。

はたまた、誰にも相談しないで自分で考えて解決してしまうのか。

看護師の場合にはどちらもありそうです。

 

看護師という職業上「しっかりしなきゃ」という気持ちから、なかなか人に頼ることができなかったり、自分に厳しい部分があるかもしれませんね。

感情が爆発する前に、時には緊張の糸を緩めて、人に話すことも必要だと感じます。

 

 

落ち込んだときに救ってくれるのは身近な存在

落ち込んだときに救われた言葉について、さまざまなエピソードが集まりました。

中でも多かったのは「頑張ってるの知ってるよ」「いつも見てるよ」という言葉です。

 

落ち込むことがあるのは頑張っている証拠。

看護師としての頑張りを、身近な人に認めてもらえる瞬間が、救われるときなのですね。

日ごろ支えてくれている人たちには、こちらからも感謝の気持ちを伝えたいものです…!

 

【ライター:白石弓夏(看護師)】

【イラスト:オゼキイサム(HP)】

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