人間顔負け?優しさあふれる「動物の看護師さん」に癒される

脳挫傷の少年に希望を与えた犬、火傷を負いながらほかの動物を看病する猫、悪漢を撃退した犬、助けてもらった動物保護施設で恩返しをする黒猫――。


動物が何かを救ったという話は、みなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか?

今回は、動物たちが看護師のように活躍した4つの感動エピソードをご紹介します。

ハンカチの準備はよろしいですか?

 

1.相思相愛の2匹

 

ワンコが大好きすぎて散歩の度に遊びに来ていたので、この家で飼ってもらうことになった元ノラの猫。

晴れて家族になれたのに、大好きなワンコが「子宮蓄膿症」という重病にかかってしまいました。

すると猫は、ワンコに毎日寄り添いはじめました。

 

 

心配で仕方ないのか、猫は毎日ラウンドを欠かしません。

まるで「生きてる?」と言わんばかり。

 

 

 

夜中もラウンド。

 

 

閉鎖病棟(ケージ)に入っていてもラウンド。

 

猫の看病のおかげか、犬は高齢にもかかわらず回復しました。

けれども……。

 

 

今度は、猫が目の病気に。

 

 

 

きっと看病してくれたお礼なのでしょう。今度は犬が猫を見守り続けました。

 

 

仲の良い2匹は、今ではすっかり元気に なって、以前のようにじゃれ合っています。
 

【出展】

『9ポスト(ナインポスト)』

『犬の看病に疲れた猫 今度は犬が猫を優しく見守る 猫と犬の愛情物語  Cat and Dog Friendship. A heart Touching Story.』 - YouTube

 

2.3匹が一緒にいる理由

 

ケラー、カイヤ、キャスの3匹はいつも一緒です。なぜでしょうか?

 


あるとき、カイヤは白内障で左目を失明してしまいます。

それをきっかけに、キャスはカイヤにぴったりとくっつくようになりました。

食事をするときも、車に乗るときも。

 


失明から1年後、カイヤは右目の視力も失ってしまいます。

すると今度は、ケラーまでカイヤにぴったりと寄り添うようになりました。

 


全盲のカイヤを左右から2匹の看護犬がサポート。

 


かっこいい車の前で一枚。

記念撮影をするときだって、カイヤはもちろん真ん中。

 


在宅ケアだけではありません。

キャスとケラーのサポートがあれば、カイヤは外出することもできます。

 

 

障害物にぶつかることなく庭を歩きまわれるのも、2匹のサポートがあるおかげ。

3匹の犬たちは、助け合うことの大切さを教えてくれました。

 

出展:『Dog Loses Eyes to Glaucoma, 'Younger Siblings' Take on Role of Guide Animals』- ABC News

 

3.赤ちゃんを救ったのは野良猫のぬくもり 

 

ロシアに住んでいるマーシャはとても人懐っこく、地域の人たちに愛されている野良猫。

 


ある日、面倒を見ている女性のひとりが、マーシャの様子がおかしいことに気づきます。いつもは呼べば駆けてくるマーシャが、ダンボールに入ったまま動きません。

 

 

 

マーシャは寒かったわけでも具合が悪かったわけでもありませんでした。

ダンボールのなかには、なんと生きた赤ちゃんがいたのです。

 

 

気温がマイナスに達する寒空の下、マーシャはNICU(ダンボール)で何時間も赤ちゃんを暖め続けていたのでした。

マーシャの適切な処置のおかげで赤ちゃんは無事救助され、今では元気に過ごしています。

 

その後マーシャがヒーローと賞賛されたことは、言うまでもありません。

 

出展:『Russia: Meet the hero cat who SAVED an abandoned baby』(from YouTube)

 

4.双子の最高のパートナー

 

ネトルはカナダで開催される「動物の殿堂」に選ばれたワンちゃん。

飼い主である双子の姉妹の人命救助に貢献したことが讃えられ、殿堂入りを果たしました。

 


ネトルは低血糖値の汗を嗅ぎ分けられる「糖尿病アラート犬」です。

動物界の糖尿病認定看護師みたいなものでしょうか。

 


1型糖尿病の双子は、夜寝ているときに昏睡状態に陥ることも。

両親は2時間おきに2人の血糖値を調べる必要があったといいます。

でも、それはネトルが来るまでの話。

 

 
ネトルは鋭い嗅覚を駆使して本人たちさえ気づかない危険を察知し、前足を使ってそれを知らせました。

2人に意識がない場合は自らがナースコールになって両親を叩き起こします。

 

 

ネトルのおかげで両親の負担も減り、双子は安心して生活できるようになったそうです。

 

出展:Hero dogs get their due | The London Free Press

 

いかがでしたか?

ニャンコもワンコもまるで人間のようでしたね。動物たちも他者を労る気持ちや看護の心を持っているのかもしれません。

彼らは私たち人間に、誰かを思いやることの大切さ、献身的に看護をすることの素晴らしさを教えてくれているような気がします。

 

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