最終更新日 2019/02/12

副腎皮質ステロイド

副腎皮質ステロイドとは・・・

副腎皮質ステロイド(ふくじんひしつすてろいど、adrenocorticosteroid)とは、副腎皮質で産生されるステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン)を指す。

【具体例】
ステロイドホルモンには、糖質コルチコイド(コルチゾール〈ヒドロコルチゾン〉、コルチコステロン、コルチゾン)と鉱質コルチコイド(アルドステロン、デスオキシコルチコステロン、フルドロコルチゾン)がある。

成人では1日平均20mgのヒドロコルチゾンが体内で分泌される。覚醒後が最高で、日中にかけて低くなる。

【役割】
ステロイドホルモンは、細胞質内の受容体に作用し、転写因子として遺伝子発現を調節する。特に炎症性メディエーターの発現抑制を担っており、薬剤として用いられる場合には、抗炎症・免疫抑制や調整を目的として使用される。具体的には、炎症反応に関与するサイトカインの合成や白血球の遊走能、T細胞機能、アラキドン酸カスケードの進行などを抑制する。なお、細胞内の転写因子として作用するため、ステロイドの効果が発現するまでには時間がかかる。

執筆: 栗林真悠

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター 救命救急センター

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