看護用語辞典 ナースpedia キーワード:膀胱炎

膀胱炎とは・・・

最終更新日 2018/01/31

膀胱炎(ぼうこうえん)とは、尿をためる臓器である膀胱の感染を意味する。膀胱は下部尿路に位置し、膀胱炎単独で発症する場合と、より上部の尿路感染を合併する場合がある。上部尿路感染としては、腎盂腎炎が臨床でよく出会う疾患である。

膀胱炎の分類には様々あるが、臨床的に重要な分類として、妊娠していない若年女性の膀胱炎の場合を単純膀胱炎に分類し、それ以外の場合は何らかの尿路の異常が存在することが考えられるため、複雑性膀胱炎と分類する方法が一般的である。他に、病歴から慢性と急性膀胱炎と分類する方法がある。

原因は、女性の場合は便の中の腸内細菌が外陰部に繁殖し、さらに尿路を逆行することによる。特に女性は尿道が男性よりも短く、膀胱炎に至る可能性が高い。症状は、頻尿排尿困難・血尿・下腹部の痛み、排尿時痛が特徴的である。

診断には、尿検査と尿培養検査で行われる。画像検査は、超音波検査などは非侵襲的であり行い水腎症など異常がないかを確認する必要はあるが、CTによる画像検査はルーチンには必要がない。起因菌は7~9割が大腸菌であり、その他腸内細菌群なども起因菌となり得る。治療としては、単純性膀胱炎(若年女性など解剖学的な尿路異常がない患者群)では大腸菌をターゲットに第1世代セフェム系抗菌薬の内服で治療可能であることが多い。一方、複雑性膀胱炎(解剖学的以上がある場合)では原因菌が多岐にわたるため、一般にキノロン系など広域スペクトルの抗菌剤が選択されるが、キノロン耐性大腸菌が検出されることもあり注意が必要である。

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