最終更新日 2019/04/19

クレブシエラ属

クレブシエラ属とは・・・

クレブシエラ属(くらぶしえらぞく、Klebsiella)とは、腸内細菌科のグラム陰性の通性嫌気性桿菌である。大腸菌に比べてやや大型の細菌で、厚い莢膜(きょうまく)を持ち、鞭毛を持たないが線毛を持つ。代表的な細菌にクレブシエラ・ニューモニエやクレブシエラ・オキシトーカなどがある。
弱毒菌であるが、抗菌薬投与による菌交代症の主要な原因となり、免疫不全患者や入院患者などで日和見感染を起こす。起炎菌となっている場合には顕微鏡検査で、厚い莢膜を持った大型のグラム陰性桿菌が多数の白血球とともにみられる。
菌交代症:正常菌叢が乱れることによって、生体に通常、存在しない、もしくは少数しか存在しない菌が異常に増殖を起こし、引き起こされる病気

【代表的な細菌】
■クレブシエラ・ニューモニエ
クレブシエラ・ニューモニエは、肺炎桿菌とも呼ばれ、ヒトの腸内や口腔内の常在菌の一種であるが、肺炎や尿路感染症を引き起こし、敗血症髄膜炎の原因ともなる。βラクタマーゼを持つため、ペニシリン系薬剤には自然耐性を示す。
■クレブシエラ・オキシトーカ
クレブシエラ・オキシトーカもクレブシエラ・ニューモニエと同様の感染症を起こすが、分離頻度はクレブシエラ・ニューモニエよりも低い。

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