【2026年版】看護師の給料ランキング|高い病院の傾向は?都道府県などで比較

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看護師の給料は、地域や病院の規模などによりどのくらい差があるのでしょうか?

 

この記事では看護師の給料について、都道府県別の違いのほか、「医療法人」「大学病院」などの設置主体別、規模別、年齢別にランキングにして比べてみました。

 

データ出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」、日本看護協会「2025年病院看護実態調査

※令和7年賃金構造基本統計調査は「2025年6月分の給与と2024年支給分のボーナス」を調査対象としています(数値の計算式等は文末に記載)。

 

 

1)【都道府県別】看護師の給料ランキング

厚生労働省の調査によると、看護師の平均年収は524万7200円となっています。

 

 

では、看護師の給料は地域によってどのくらい差があるのでしょうか?

 

看護師の平均年収の都道府県ごとのランキングは、次の表のとおりです。

 

【都道府県別】看護師の平均年収ランキング

※令和7年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

 

平均年収の地域差は最大150万円

14都府県が、看護師の年収の全国平均(524.7万円)を上回りました。特に、首都圏や関西地方で高い傾向が見られます。

 

一方、四国地方、九州・沖縄地方の平均年収は低めの傾向です。

 

平均年収が最も高かった滋賀(585.3万円)と最も低かった高知(434.8万円)では、約150万円の開きがありました。

 

 

看護師の給料に地域差がある理由は?

病院・施設で提供される「医療・介護サービスの値段」は、診療報酬や介護報酬などによって全国ほぼ同じ基準で決められています。ですが、そこで働く看護師の給料には、かなりの地域差があることがわかります。

 

看護師の給料に地域差が生じる理由は、

 

  • それぞれの地域の年収・給料の相場に合わせている
  • 看護師不足の地域で、採用や定着のために給料を高めに設定している

 

―などが考えられます。

 

実際、全体の給与水準の高い都市部のほうが地方よりも平均年収が高かったり、人口あたりの看護師数や病床あたりの看護師数が多い地域では年収が低めの傾向があったりします。

 

 

 

2)看護師の給料は高い?低い?「地域の平均年収」と比べてみた

家賃や物価などは地域ごとに異なり、「給料の相場」も変わります

 

年収・給料の金額が同じだとしても、住む地域によって「高い」「低い」の感じ方はやや違ってくるでしょう。

 

そこで、看護師の給料は「その地域の中では」どのくらいなのか、都道府県ごとに看護師と全職種の平均年収を比べてみました。

 

北海道・東北

 

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の平均年収
北海道 519.4万円 466.6万円 383.8万円
青森 452.5万円 400.8万円 335.8万円
岩手 454.4万円 426.5万円 358.1万円
宮城 513.2万円 499.3万円 388.0万円
秋田 511.5万円 426.4万円 364.0万円
山形 476.9万円 423.8万円 352.8万円
福島 454.3万円 455.2万円 365.2万円

※令和7年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

北海道・東北では看護師の年収は全国平均より下回っていますが、それでも、それぞれの県内で見れば、看護師は比較的、高収入な職業と言えるでしょう。

 

各道県内の全職種の平均年収と比べて、看護師の平均年収は14万~85万円ほど高くなっています(福島県を除く)。全職種(女性)との比較では、89万~147万円ほど上回っており、看護師の給与水準はかなり高く感じられるかもしれません。

 

関東

 

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の平均年収
茨城 514.6万円 533.4万円 412.6万円
栃木 553.8万円 517.4万円 405.9万円
群馬 523.5万円 494.5万円 398.3万円
埼玉 533.0万円 513.6万円 413.9万円
千葉 547.7万円 534.9万円 433.8万円
東京 578.5万円 678.0万円 550.6万円
神奈川 543.7万円 592.1万円 463.9万円

※令和7年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

首都圏を抱える関東地方は、看護師の給与水準が比較的高い地域です。栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川が看護師の全国平均(524.7万円)を上回っています。

 

ただし、看護師だけでなく地域全体の平均年収も高いため、それぞれの都県内で見ると、看護師の年収が必ずしも高いわけではありません。

 

特に東京の場合、全職種の平均年収を100万円ほど下回ります。神奈川も全職種の平均年収より48万円ほど低いことを考えると、「看護師の年収が特別高い」とは感じにくいのが特徴的です。

北陸・甲信越

 

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の平均年収
新潟 489.3万円 462.7万円 375.1万円
富山 505.9万円 483.4万円 388.3万円
石川 515.3万円 485.8万円 386.6万円
福井 513.2万円 480.5万円 385.5万円
山梨 555.5万円 510.3万円 402.4万円
長野 517.7万円 491.7万円 397.6万円

※令和7年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

北陸・甲信越の看護師の平均年収は、それぞれの県内の全職種と比べて22万~45万円ほど高い年収となっています。

 

県内の女性の平均年収と比べると、114万~153万円ほど上回っており、「各県内では、看護師は給料が高い職業」と言えそうです。ただ、看護師の全国平均(524.7万円)はどの県も下回っています。

東海

 

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の平均年収
岐阜 509.2万円 496.1万円 379.7万円
静岡 524.8万円 506.2万円 392.8万円
愛知 546.1万円 570.4万円 436.7万円
三重 514.1万円 516.6万円 396.4万円

※令和7年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

静岡と愛知が看護師の全国平均(524.7万円)を上回っています。

 

各県内の全職種の平均年収と比べると、愛知と三重は下回り、その他は13万~18万円ほど看護師の年収が上回っています。女性の平均年収との比較では、それぞれ109万~132万円ほど高い結果となっています。

 

東海地方では、「看護師の年収は平均的」という感覚を持つ方も多いかもしれません。

関西

 

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の平均年収
滋賀 585.3万円 533.7万円 431.1万円
京都 540.7万円 533.7万円 439.2万円
大阪 540.2万円 550.4万円 452.4万円
兵庫 522.8万円 545.5万円 426.6万円
奈良 548.4万円 501.0万円 427.1万円
和歌山 514.4万円 476.8万円 373.7万円

※令和7年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計


関西地方は首都圏と同じく、給与水準が高めのエリアです。看護師の平均年収も全府県で500万円を超えています。滋賀県は2024年も11位と高めにつけていましたが、2025年は東京を抜いてトップに立ちました。

 

また、それぞれの地域の全職種平均と比べると、4府県(滋賀・京都・奈良・和歌山)が7万~52万円ほど上回りました。女性の平均年収との比較では、88万~154万円ほど高くなっています。

 

地域全体の平均から突出して高いわけではないものの、関西地方では「看護師の年収は平均的か、平均よりは稼げる職業」と感じられそうです。

中国

 

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の平均年収
鳥取 514.9万円 429.6万円 375.4万円
島根 517.6万円 446.5万円 379.0万円
岡山 535.9万円 483.9万円 390.0万円
広島 521.0万円 513.3万円 401.0万円
山口 511.9万円 498.2万円 393.8万円

※令和7年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計


中国地方は、岡山のみが全国平均(524.7万円)を超えており、その他の県は下回っています

 

一方で、各県内の全職種の平均年収と比べると、8万~85万円ほど、女性平均と比べて118万円~146万円ほど、それぞれ上回っています。

 

このため、「それぞれの県内では、看護師は稼げる職業」という感覚を持つ方は多いかもしれません。

四国

 

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の年収
徳島 504.6万円 471.1万円 391.2万円
香川 536.0万円 498.2万円 403.9万円
愛媛 472.7万円 460.9万円 365.7万円
高知 434.8万円 431.0万円 369.1万円

※令和7年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

四国地方の看護師の平均年収は例年、全国平均より低めの傾向があります。しかし、今回の調査では香川のみ全国平均(524.7万円)を超えています。

 

しかし、各県内の全職種の平均年収からは4万~38万円ほど高く、女性平均と比べると66万~132万円ほど上回っています。

 

看護師の全国平均に比べて必ずしも高くありませんが、「それぞれの県内では、看護師は給料が高い職業」という実感を持ちやすいでしょう。

九州・沖縄

 

都道府県 看護師の年収 全職種の年収 全職種(女性)の年収
福岡 482.6万円 500.3万円 398.7万円
佐賀 468.7万円 446.1万円 366.9万円
長崎 472.2万円 446.8万円 372.7万円
熊本 490.6万円 460.8万円 374.3万円
大分 474.3万円 457.3万円 376.2万円
宮崎 443.3万円 411.6万円 351.6万円
鹿児島 503.3万円 452.9万円 376.4万円
沖縄 486.2万円 411.4万円 366.8万円

※令和7年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

九州・沖縄地方の8県は、いずれも全国の看護師の平均年収(524.7万円)を下回りました。これは例年と同じ傾向で、500万円に届かない県がほとんどです。

 

各県内の全職種の平均年収と比較すると、福岡をのぞいた7県が、17万~75万円ほど高くなっています。また、各県内の女性平均からは、84万~127万円ほど高く、「県内で見れば、看護師の給料はやや高め」と感じられるかもしれません。

 

3)看護師の給料は設置主体によってどう違う…?

看護師の給料は大学病院や医療法人といった病院の設置主体によってどのくらい違うのでしょうか?

 

ここでは日本看護協会「2025年病院看護実態調査」のデータをみていきます。

 

 

【設置主体別】看護師の平均月給ランキング

日本看護協会の調査によると、31歳~32歳の看護師(非管理職)の平均月給は34万278円でした。

 

設置主体別のランキングをみてみましょう。

 

【設置主体別】看護師の平均月給ランキング

順位 設置主体 平均月額給与(税込)
1位 私立学校法人 384,847円
2位 会社 380,483円
3位 日本赤十字社 375,077円
4位 社会保険関係団体 374,423円
5位 公立 368,081円
6位 国立 362,027円
7位 済生会 348,871円
8位 社会福祉法人 347,433円
9位 厚生連 344,656円
10位 個人 338,946円
11位 公益法人 337,611円
12位 医療生協 333,640円
13位 その他の法人 326,949円
14位 医療法人 325,439円

データ出典:日本看護協会「2025年病院看護実態調査」
※月給は31歳~32歳の非管理職の看護師
※回答数10以下の設置主体及び「無回答・不明」を除く

 

私立学校法人(いわゆる「私立大学病院」)が最も月給が高くなっています。1位の私立大学病院と14位の医療法人の間では月給に5.9万円ほどの差がありました。

 

ただ、医療法人に関しては他の設置主体よりも病院数がかなり多いため、給料水準は病院によって大きく異なる場合があります。

 

 

【設置主体別】看護師の初任給ランキング

次に初任給のランキングをみてみましょう。まず、看護師の初任給の平均額は、専門卒で28万5,078円、大卒で29万2,527円でした。

 

この看護師の初任給を、大学病院や医療法人といった設置主体別でランキングにすると以下のようになりました。

 

【設置主体別】看護師の初任給ランキング(専門卒)

順位 設置主体 初任給(税込)
1位 日本赤十字社 320,147円
2位 社会保険関係団体 310,422円
3位 公立 306,257円
4位 私立学校法人 305,393円
5位 国立 298,682円
6位 済生会 289,978円
7位 社会福祉法人 288,758円
8位 会社 286,058円
9位 個人 283,902円
10位 医療法人 276,614円
11位 公益法人 276,134円
12位 その他の法人 274,479円
13位 厚生連 265,987円
14位 医療生協 263,509円

データ出典:日本看護協会「2025年病院看護実態調査」
※給与総額には通勤手当・住宅手当・夜勤手当などを含む(時間外手当は除く)
※回答数10以下の設置主体及び「無回答・不明」を除く

 

【設置主体別】看護師の初任給ランキング(大学卒)

順位 設置主体 初任給(税込)
1位 日本赤十字社 329,144円
2位 社会保険関係団体 317,646円
3位 公立 314,685円
4位 私立学校法人 312,765円
5位 国立 308,099円
6位 済生会 298,327円
7位 会社 297,928円
8位 個人 295,879円
9位 社会福祉法人 294,916円
10位 公益法人 286,883円
11位 医療法人 282,917円
12位 その他の法人 282,068円
13位 厚生連 275,304円
14位 医療生協 269,415円

データ出典:日本看護協会「2025年病院看護実態調査」
※給与総額には通勤手当・住宅手当・夜勤手当などを含む(時間外手当は除く)
※回答数10以下の設置主体及び「無回答・不明」を除く

 

初任給は、日本赤十字社が専門卒、大学卒ともに1位で、高めの傾向です。

 

 

 

4)【規模別】看護師の給料ランキング

看護師の給料を病床規模別でみると以下のような結果になりました。

 

【病床規模別】看護師の平均月給ランキング

順位 病床規模 平均月額給与(税込)
1位 500床以上 377,957円
2位 400~499床 360,993円
3位 300~399床 357,037円
4位 200~299床 338,488円
5位 100~199床 333,852円
6位 99床以下 325,951円

データ出典:日本看護協会「2025年病院看護実態調査」
※月給は31歳~32歳の非管理職の看護師
※給与総額には通勤手当・住宅手当・夜勤手当などを含む(時間外手当は除く)
※「無回答・不明」を除く

 

大きな規模の病院ほど給料も高くなる傾向にあります。この傾向は初任給でみてもほぼ同じです。

 

この統計にはボーナスや残業代が含まれていないため、これらを加えた年収単位でみるとその差はより大きくなることが予想されます。

 

 

 

5)【年代別】看護師の給料ランキング

看護師の年収の年代別ベスト3は、1位が50~54歳で577.7万円、2位が55~59歳の573.5万円、3位が45~49歳の561.2万円でした。

 

2026年版 年代別 看護師の月収と年収。20〜24歳:32.3万円/440.1万円、25〜29歳:35.2万円/501.5万円、30〜34歳:34.8万円/490.5万円、35〜39歳:35.9万円/518.9万円、40〜44歳:37.5万円/548.4万円、45〜49歳:38.7万円/561.2万円、50〜54歳:39.5万円/577.7万円(ピーク)、55〜59歳:39.3万円/573.5万円、60〜64歳:36.0万円/502.9万円、65〜69歳:30.8万円/424.1万円。下部に「50代前半が看護師の平均年収のピーク」と記載。出典:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」

 

年齢が上がるにつれて看護師の年収も上昇する傾向にありますが、出産や子育てなどで働き方に制限が出やすい20代後半~30代前半にかけては、年収の伸びはそれほど大きくありません。

 

 

6)まとめ

看護師の給料をさまざまな視点からランキング形式でみてきました。同じ看護師という仕事ですが、地域や所属する病院の形態、規模などによって給料に大きな差があることもわかりました。

 

調査年によっても多少の違いはありますが、これからのキャリアプランやライフプランを考えるとき、これらの差について参考としてみるのもいいかもしれません。

 

(看護roo!編集部)

 

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【注】

平均年収は令和7年賃金構造基本統計調査より引用、算出しました。他統計の数値とは必ずしも一致しません。

 

・平均年収=「きまって支給する現金給与額」×12+「賞与その他特別給与額」。

 

・平均年収等は手取りではなく、所得税や社会保険料などを控除する前の額です。超過労働給与(時間外勤務手当、深夜勤務手当など)、通勤手当、家族手当など各種手当を含みます。

 

・この記事は2026年5月19日に最新の情報に基づき更新しました(前回更新:2025年5月28日、初出:2018年7月20日)。

 

(参考)

賃金構造基本統計調査(厚生労働省)

2025年病院看護実態調査(日本看護協会)

 

 

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