2017/07/21 のクイズ
- 1. 終末期の食事では、味わうことよりも栄養を重視した食事摂取ができるようサポートする。
- 2. 栄養摂取ができていないため、高カロリー輸液を検討する。
- 3. 好きな時間に好きなものを食べられるよう配慮する。
- 4. 食事摂取の意欲を高めるため、家族には積極的に声を掛けてもらう。
挑戦者3918人 正解率92%
- 1. 終末期の食事では、味わうことよりも栄養を重視した食事摂取ができるようサポートする。
-
不正解
終末期における食事は栄養の確保よりも「味わう」ことを大切にして患者のニーズを満たすことが重要です。
- 2. 栄養摂取ができていないため、高カロリー輸液を検討する。
-
不正解
「終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン」において、積極的な高カロリー輸液が適応となるのは予後が1~2カ月以上見込める患者に限ります1)。また、予後1カ月を切った場合は、1日1,000mL以上の高カロリー輸液は、かえって腹水や胸水、浮腫などを悪化させることになるため、避けるようにします。
- 3. 好きな時間に好きなものを食べられるよう配慮する。
-
正解
食事の時間にとらわれず、好きな時間に食べられるよう配慮します。味付けも患者の好みに合わせて満足感が得られるよう配慮することが大切です。1口でも自分の身体に栄養が入っているという感覚が生きる希望、生きるエネルギーになっていきます。
- 4. 食事摂取の意欲を高めるため、家族には積極的に声を掛けてもらう。
-
不正解
胃がんでは病状が進むにつれ、がん悪液質や通過障害などの影響から必ず食欲がなくなっていきます。この時期には食事摂取を積極的に促すことで、患者、家族それぞれが悩み、傷つけ合うきっかけとなることもあるため、家族に対しても積極的な食事摂取よりも好きな時間に好きなものを少しでも口にできるようサポートすることを理解してもらうよう説明します。
引用参考文献など
1)東口髙志.特定非営利活動法人日本緩和医療学会緩和医療ガイドライン作成委員会編.Ⅱ章 背景知識 9.がん悪液質の概念と最近の動向.終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン(2013年版).金原出版,46-51 、
2)尾阪咲弥花ほか.特定非営利活動法人日本緩和医療学会緩和医療ガイドライン作成委員会編.Ⅲ章 推奨 1.身体的苦痛・生命予後.終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン(2013年版).金原出版,69-72.
3)新城拓也.第7講 食欲不振①-「食べる」悩み.患者から早く死なせてほしいと言われたらどうしますか?.東京,金原出版,106-25.
4)松尾理代.岩崎紀久子ほか編.身体症状とケア.7食欲不振.終末期がん患者の緩和ケア第3版.日本看護協会出版会,2014,102-4.
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