2019/06/03 のクイズ
- 1. 臍周囲
- 2. ストーマ粘膜近接部
- 3. ストーマ粘膜近接部、面板貼付部、ドレーン挿入部周囲
- 4. ストーマ粘膜皮膚接合部、ストーマ粘膜近接部、面板貼付部、ドレーン挿入部周囲
挑戦者3903人 正解率68%
この患児のストーマケアにおいては、先天性疾患の有無だけでなく、出生週数・出生体重および修正週数、皮膚の特徴を理解することが重要になります。
超低出生体重児の下腹部面積は狭小で丸太状であり、腹部膨満があるため、面板が腹壁に追従(フィット)しにくい特徴があります。また、臍や開腹創、鼠径部とストーマとの距離が短いため、皮膚保護材の接着面積が狭くて安定しない状態です。ドレーン挿入部もストーマに近く、ドレーンからの排泄物による接触性皮膚炎とともに、ストーマの皮膚保護材の溶解を早め 、皮膚炎が生じやすくなる可能性もあります。
超低出生体重児の腸管は未熟な上に、経腸栄養の場合は、全腸管の通過時間が速く、水様のゆるい便が排泄されます。 さらにこの児の場合、造設されたストーマ部位が回腸であることから、アルカリ性の便が排泄されることが予測されます。水様便でアルカリ性の排泄物は皮膚保護材の溶解を促進します。そのため、 ストーマ粘膜皮膚接合部やストーマ近接部だけでなく、面板貼付部にも接触性皮膚炎が生じやすくなります。また、高温多湿環境にある保育器にいるため、皮膚保護材の耐久性低下も考慮する必要があります。よって、ストーマ粘膜皮膚接合部および、近接部に皮膚障害が起こりやすくなります。そのため選択肢4が正解となります。
- 1. 臍周囲
- 不正解
- 2. ストーマ粘膜近接部
- 不正解
- 3. ストーマ粘膜近接部、面板貼付部、ドレーン挿入部周囲
- 不正解
- 4. ストーマ粘膜皮膚接合部、ストーマ粘膜近接部、面板貼付部、ドレーン挿入部周囲
- 正解
引用参考文献など
1)中村雅恵.ストーマ周囲の皮膚ケア.Neonatal Care.26(3),2013,46-52.
2)溝上裕子ほか編、小児創傷・オストミー・失禁(WOC)管理の実際.照林社,2010,240p.
3)Evans NJ,et al.Development of the epidermis in the newborn.Biol neonate.49,1986,74-80.
4)Sedin G,et al.Measurements of trasepidermal water loss in newborn infants.Clin Perinatol.12,1985,79-99.
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