2019/01/04 のクイズ
在胎週数40週0日、出生体重2,950g、頭位経腟分娩にて出生した女児。
アプガースコアは、8/9(1分値/5分値)です。出生後より母子同室でケアされています。児の哺乳力は良好であり、3時間ごとに母乳を与えられていますが、母乳分泌量が少ないため、哺乳ごとに5%ブドウ糖液を10mLずつ補充されていました。
日齢2日目に、黄疸が顕著となり、血清総ビリルビン値が15mg/dLでした。児の直接クームス試験は陰性で、母親の血液型はA型です。児の体重減少率は7%で、2,740gになっていました。以下のうち、母乳栄養と黄疸に対するケアで適切ではないものはどれでしょうか?
アプガースコアは、8/9(1分値/5分値)です。出生後より母子同室でケアされています。児の哺乳力は良好であり、3時間ごとに母乳を与えられていますが、母乳分泌量が少ないため、哺乳ごとに5%ブドウ糖液を10mLずつ補充されていました。
日齢2日目に、黄疸が顕著となり、血清総ビリルビン値が15mg/dLでした。児の直接クームス試験は陰性で、母親の血液型はA型です。児の体重減少率は7%で、2,740gになっていました。以下のうち、母乳栄養と黄疸に対するケアで適切ではないものはどれでしょうか?
- 1. すぐに母乳栄養を中断する。
- 2. 光線療法を行う。
- 3. 哺乳量を増やすために児が欲しがる分だけ母乳を与える。
- 4. 人工乳を追加する。
挑戦者3755人 正解率38%
授乳回数が少ない場合や、児がうまく母乳を吸えない場合、エネルギー不足のため、ビリルビンをうまく排泄できず、生理的黄疸が増強します。日齢2日目の正期産児の場合、黄疸治療適応基準は血清総ビリルビン値15㎎/dL以上であり、光線療法となります。
- 1. すぐに母乳栄養を中断する。
-
正解
この女児は母乳摂取不足によるエネルギー不足のために、生理的黄疸が増強したと考えられます。そのため、母乳栄養を中断するのではなく、経口摂取量を増やす必要があります。
- 2. 光線療法を行う。
-
不正解
この女児は、日齢2日目の正期産児、かつ血清総ビリルビン値15㎎/dL以上なので、光線療法の適応となります。
光線療法とは、児にLEDなどの光線を当てることにより、光エネルギーによって水に不溶性の間接型ビリルビンが尿中に排泄されやすくなることを利用した治療法です。直接目に紫外線を当てることは有害なため、目や性器を保護して光線を当てていきます。 - 3. 哺乳量を増やすために児が欲しがる分だけ母乳を与える。
-
不正解
この女児は母乳摂取不足のために、生理的黄疸が増強したと考えられます。経口摂取量を増やすために児の要求に合わせて母乳を与えることは適切なケアです。
- 4. 人工乳を追加する。
-
不正解
この女児は母乳摂取不足によるエネルギー摂取量が少ないために、生理的黄疸が増強したと考えられます。エネルギー不足を補うため、人工乳を追加して哺乳量を増やすことは適切なケアです。
引用参考文献など
1)水野克己ほか.新生児の黄疸.母乳育児支援講座.南山堂,2017,88-99.
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