2018/12/21 のクイズ
- 1. トイレに誘導し、立位のまま前屈みになってもらって施行した。
- 2. グリセリン浣腸のチューブを約5~6cm挿入して施行した。
- 3. 施行後は、悪寒や気分不快、出血がないか観察した。
- 4. 施行後は、痛みがないか観察した。
挑戦者4102人 正解率78%
- 1. トイレに誘導し、立位のまま前屈みになってもらって施行した。
-
正解
グリセリン浣腸施行時の患者さんの体位は、左側臥位です。立位のまま行うと、挿入の際に患者さんが前屈みになることで直腸に腹圧がかかります。そして、角度が鋭角になった直腸前壁にチューブの先端が当たりやすくなり、直腸穿孔の危険性が高まります(図1)。また、立位だと肛門が目視できず、さらには臥位よりも肛門の緊張性が高くなるので、チューブを誤って強く押し込んでしまい、肛門管粘膜を傷つけやすくなります。
- 2. グリセリン浣腸のチューブを約5~6cm挿入して施行した。
-
不正解
肛門から直腸前壁までは約5~6cmです。グリセリン浣腸をそれ以上挿入してしまうと粘膜損傷や直腸穿孔のリスクが高まります。
- 3. 施行後は、悪寒や気分不快、出血がないか観察した。
-
不正解
浣腸液の温度によっては、悪寒や気分不快、出血などが出現する場合があるので、浣腸液は、約40℃に温めて使用するとよいでしょう。なお、浣腸液が熱過ぎると腸粘膜の炎症を起こす危険性があり、冷た過ぎると腸の毛細血管が収縮し、血圧が上昇して不快感や寒気を引き起こします。
- 4. 施行後は、痛みがないか観察した。
-
不正解
浣腸施行後は、患者さんに痛みがないか観察が必要です。痛みがあれば、医師に連絡する必要があります。なお、高齢者の場合、痛みを訴えなくても、いつもと違う様子がないか観察して異変を察知するようにしましょう。
引用参考文献など
1)江口正信編著.浣腸時、左側臥位にするのはなぜ?.新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術.サイオ出版,2015,103.
2)エルゼビア.長谷川剛監“グリセリン浣腸に伴う直腸穿孔”.Safety Plus.
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