便器を温め、中にティッシュペーパーを敷くのはなぜ?|床上排泄

 

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は床上排泄での注意点に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

便器を温め、中にトイレットペーパーを敷くのはなぜ?

ステンレス製の差し込み便器は、あらかじめスチームやお湯で温めておきます。冷たいものが腰に当たると、途端に便意が遠のいてしまう場合もあるからです。

 

やせた患者や高齢者の排便介助を行うときは、骨への当たりをやわらかくするために便器にカバーをかけます。

 

便器の中にトイレットペーパーを敷いておくのは、排便後の後始末をスムーズに行うためです。また、排尿時の音や尿の飛び跳ねの防止にもつながります。

 

女性の場合は、細く折ったペーパーを陰部に当て、端を尿器に垂らしておきます。尿がペーパーを伝うことによって、周囲への飛び散りが防げます。

 

※編集部注※

当記事は、2020年1月3日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版

SNSシェア

看護ケアトップへ