2018/10/22 のクイズ
67歳の男性患者さん。慢性呼吸不全で入院中でしたが、このたび退院することになりました。呼吸器疾患以外に健康上の問題はありません。患者さんの妻より、退院後の食事内容をどうしたらよいか相談を受けました。食事制限はありません。次のうち、指導内容として最も適切なものはどれでしょうか?
- 1. 食べたいものを食べるように指導した。
- 2. 糖分を多く取るように指導した。
- 3. カロリー制限をするように指導した。
- 4. 高カロリー、高タンパクな食事にするように指導した。
挑戦者3764人 正解率50%
慢性呼吸不全の患者さんは、呼吸をするためにたくさんのエネルギーが必要になります。そのため、十分な栄養(高カロリー、高タンパクな食事)を摂取する必要があります。また、便秘になると呼吸苦の悪化を招くため、適度に野菜などの繊維質も取るように指導しましょう。
なお、COPDに代表される慢性呼吸不全の患者さんでは、栄養障害が高頻度に認められます。COPDでは、体重減少は気流閉塞とは独立した予後因子の一つとされており、体重減少がみられるような栄養障害には注意が必要です。また、栄養障害の原因には、原疾患の状態を含めた呼吸困難、食事摂取量の減少や消化管機能の低下、社会的・精神的要因などが複合的に関与しているといわれています1)。
- 1. 食べたいものを食べるように指導した。
- 不正解
- 2. 糖分を多く取るように指導した。
- 不正解
- 3. カロリー制限をするように指導した。
- 不正解
- 4. 高カロリー、高タンパクな食事にするように指導した。
- 正解
引用参考文献など
1)日本呼吸器学会COPDガイドライン第5版作成委員会編.COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン 2018.第5版,日本呼吸器学会,2018,169p.
2)エア・ウォーター・メディカル株式会社.在宅酸素療法を開始される患者様とご家族のためのHOT入門.(2018年9月閲覧)
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