2018/02/06 のクイズ
患者は32歳、男性。作業中の墜落事故で頭部外傷、右大腿骨開放性骨折にて緊急搬送されました。GCS E1 V2 M3、気管挿管、右大腿骨観血的整復固定術を施行し、右外傷性くも膜下出血、軸索損傷の診断に対しては手術適応外で保存的治療となりました。2週間を経過して、抜管、GCS E3 V4 M5まで回復を認め、介助下ですが食事を開始しました。麻痺はありませんが、四肢が強直気味で、移乗や移動には全介助が必要でした。安静度は床上フリーで車いすの訓練中です。退院支援のために家族面談を予定しています。患者の職業は大工で、労働災害の適用でした。母親と妻と子どもの4人家族で、近隣に弟夫婦も住んでおり、家族支援はあります。家族への説明で、適切な順番はどれでしょうか?
- 1. 経済的情報➡病状説明➡社会復帰情報➡転院先情報
- 2. 転院先情報➡病状説明➡社会復帰情報➡経済的情報
- 3. 病状説明➡転院先情報➡ 社会復帰情報➡経済的情報
- 4. 社会復帰情報➡経済的情報➡転院先情報➡病状説明
挑戦者5371人 正解率92%
- 1. 経済的情報➡病状説明➡社会復帰情報➡転院先情報
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不正解
このケースは労災なので医療費や休業中の保障があるため、経済的な不安は低いと考えます。家族の一番の気掛かりは、患者さんの現在の病状であり、どのように回復しているのか、今後の治療や生活、社会復帰はどうなっていくのかが知りたいことであると予測されます。最初に経済的情報を説明されてもニーズとは解離するので不正解です。
- 2. 転院先情報➡病状説明➡社会復帰情報➡経済的情報
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不正解
最初に医療体制を説明されても患者さんの病状が理解できていなければ、今後の治療の方向性も回復過程にどのようにつながっていくのかもイメージできません。最初に医療体制を説明するのは不正解です。
- 3. 病状説明➡転院先情報➡ 社会復帰情報➡経済的情報
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正解
まずは、患者さんの病状を正確に理解してもらうことが重要です。患者は頭部外傷後2週間しか経過していませんので、今以上に意識が回復する可能性はありますが、障害状態の評価には少なくとも1カ月ぐらいはかかることを説明します。その際、場合によっては現在の意識状態のままか、高次脳機能障害が残る可能性もあることも説明します。事例によっては四肢麻痺や言語障害などのリスクがあることの説明を加えます。このように病状説明をした上で、早期リハビリリテーションの必要性や転院先の情報を説明。その後、社会復帰の可能性や経済的保障の話をすれば、家族も理解しやすいので、この選択肢が正解です。
- 4. 社会復帰情報➡経済的情報➡転院先情報➡病状説明
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不正解
重要な病状説明が最後になっているので不正解です。患者さんの病状が分らないのに社会復帰や経済的な話をされてもイメージができないのは明らかです。
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