2017/10/01 のクイズ
- 1. 医師に酸素流量を増やすかを確認する。
- 2. 湯たんぽなどを追加して保温する。
- 3. ゆっくり深呼吸を促す。
- 4. すぐに輸血投与を中止する。
挑戦者4293人 正解率83%
- 1. 医師に酸素流量を増やすかを確認する。
-
不正解
この患者さんは呼吸苦(息切れ)を訴えており、ガス交換の障害や循環不全による低酸素症に陥ることが考えられます。また、Hb=5.0g/dLということから、この患者さんは、貧血状態であり、貧血が原因で低酸素症が起こる場合もあります。これは、組織に酸素を運搬するヘモグロビンの低下により、血液中の酸素含有量が減少するためです。しかしながら、今回の患者さんは、突発的に呼吸苦を訴えているため、医師に酸素流量を増やすかの確認よりも、まずはその原因をアセスメントする必要があります。
- 2. 湯たんぽなどを追加して保温する。
-
不正解
悪寒は身体の体温調節機能が異常となり、熱の放散を減らし、体熱産生を増やそうと筋肉が収縮することで起こります。悪寒の原因として、異種タンパクあるいはタンパク質の誘導体が体温中枢へ作用することが考えられます。。今回は、輸血投与開始後ということで、ABO不適合や感染などが考えられます。そのため、すぐに輸血投与を中止します。
- 3. ゆっくり深呼吸を促す。
-
不正解
息切れの原因は、肺胞低換気による低酸素血症も考えられますが、深呼吸だけでは改善されません。まずは息切れの原因をアセスメントする必要があります。
- 4. すぐに輸血投与を中止する。
-
正解
輸血で注意すべきなのは副作用の出現です。事前に交差適合試験(クロスマッチテスト)などを行った場合でも、アレルギー反応やさまざまな症状の副作用(アナフィラキシーショック)を発症する場合があります。特に、アナフィラキシーショックは意識障害、血圧低下や喘息用の症状が出現し血液分布異常性ショックへと移行します。したがって、今回のように、悪寒や息切れなどの副作用と思われる症状が出現した場合には、輸血を直ちに中止して医師へ報告を行います。また、輸血投与開始後しばらくはベッドサイドでバイタルサインと十分な観察を行います。
引用参考文献など
1)厚生労働省:「輸血療法の実施に関する指針」(改定版),2005. (2016年10月閲覧)
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