2017/09/28 のクイズ
- 1. レンドルミン®(一般名:ブロチゾラム)
- 2. リスパダール®(一般名:リスペリドン)内用液
- 3. セレネース®(一般名:ハロペリドール)の筋肉注射
- 4. 抑肝散
挑戦者4013人 正解率53%
- 1. レンドルミン®(一般名:ブロチゾラム)
-
正解
ブロチゾラムは抗不安作用、催眠作用、筋弛緩作用、抗痙攣作用という4つの効果を持つベンゾジアゼピン系の薬です。その中でも特に催眠作用が強いため、睡眠薬として使用されています。また、効果の持続時間についてレンドルミン®は短時間型に属し、服用してから1.5 時間で血中濃度が最大となり、7時間ほどで血中濃度は半分まで下がります。通常であれば睡眠薬として優れた薬ですが、せん妄症状が疑われる場合、症状を悪化させる危険性があります。意識の混濁や注意障害を悪化させたり、筋弛緩作用が起こったりすることで、歩行中の転倒リスクが高まります。
- 2. リスパダール®(一般名:リスペリドン)内用液
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不正解
せん妄などに伴う精神運動興奮などが見られる場合に使用される可能性はありますが、高力価(作用が強い)の薬剤のため、高齢者に対しては投与の判断は慎重に行う必要があります。また、この薬剤の投与によってせん妄の悪化の可能性は低いと思われますが、過鎮静や錐体外路症状の出現に注意する必要があります。
- 3. セレネース®(一般名:ハロペリドール)の筋肉注射
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不正解
セレネース®もリスパダール®同様、精神運動興奮などへの対処として使用される可能性があります。セレネース®の場合、注射剤があるため、経口での服用が困難な患者への使用が可能です。ただし、副作用としてリスパダール®同様、過鎮静や錐体外路症状の出現に注意する必要があります。セレネース®の筋肉注射を行う際、副作用止めの抗パーキンソン病薬(アキネトン®ほか)を混注することが多いのですが、抗パーキンソン病薬の抗コリン作用がせん妄を引き起こしやすいため注意が必要です。
- 4. 抑肝散
-
不正解
抑肝散は、神経の高ぶりを治める漢方薬です。本来、幼児や子ども向けの漢方薬ですが、さまざまな精神・神経疾患の補助薬として処方されています。認知症や統合失調症などにも使用されることがあります。漢方薬なので大きな副作用はありませんが、胃腸が弱い方や消化器症状のある方については慎重に投与する必要があります。
引用参考文献など
1)上垣淳ほか.一瀬邦宏ほか監.せん妄を引き起こしやすい薬剤・せん妄の治療で頻出する薬剤.せん妄:すぐに見つけて!すぐに対応!.照林社,2002,20-24.
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