2017/07/25 のクイズ
- 1. 他のスタッフを呼ぶため、その場を離れる。
- 2. 患者さんが痛がっているので、あらかじめ指示されていた鎮痛剤をすぐに投与する。
- 3. 心疾患を疑い、十二誘導心電図を取る。
- 4. 吐物の性状は確認せず、すぐに廃棄する。
挑戦者4179人 正解率93%
- 1. 他のスタッフを呼ぶため、その場を離れる。
-
不正解
顔色が蒼白、四肢に冷汗を認めていることから、患者さんの第一印象(見た目)で緊急度(すぐに何らかの処置が必要な状態)が高いことは判断することができます。急変と判断して、一人で対応しようとせず、まず応援を要請することが重要です。しかし、患者さんの状態が急激に悪化する可能性があるため、その場を離れずに大きな声で呼ぶか、ナースコールを使用します。よってこの選択肢は適切ではありません。
- 2. 患者さんが痛がっているので、あらかじめ指示されていた鎮痛剤をすぐに投与する。
-
不正解
激しい疼痛は、患者さんの不安を助長し、身体的にも体力の消耗を招きます。鎮痛剤を使用することも必要ですが、まずは痛みの種類(内臓痛、体性痛、関連痛)とペインスケールを判断し、緊急度を見極めることを優先します。よってこの選択肢は適切ではありません。
- 3. 心疾患を疑い、十二誘導心電図を取る。
-
正解
虚血性心疾患の一つである心筋梗塞は、心窩部の痛みを主訴とすることがあり、腹部の精査を先に行ってしまうと、診断の遅延や見逃しにつながってしまう危険な疾患です。65歳以上、高血圧などの虚血性心疾患のリスク因子がある場合には、リスク因子と関連させて緊急度を判断する必要があります。よって、この選択肢が正解となります。
- 4. 吐物の性状は確認せず、すぐに廃棄する。
-
不正解
吐物の性状から緊急度の高い疾患を予測することもできますので、処理する前に性状の確認をする必要があります。血性吐物であれば、上部消化管からの出血の可能性が高くなります。特に、食道・胃静脈瘤破裂や出血性胃・十二指腸潰瘍では大量出血によりショックに移行します。
引用参考文献など
1)芝田里花.救急での働きかた・患者のみかた.エマージェンシー・ケア 2016年夏季増刊.メディカ出版,2016,70‐73.
2)高橋章子.救急患者の観察・アセスメント・対応.メディカ出版,2009,96.
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