2019/12/16 のクイズ
- 1. 抗がん剤の投与時には、揮発した抗がん剤を吸入したり、手指に付着した抗がん剤を経口摂取したりしてしまうなどで医療者が曝露しないようにする。
- 2. 抗がん剤の投与時には、二重手袋、ガウン、フェイスシールド、マスク、吸入器防護具(N95マスクなど)の使用が望ましい。
- 3. 抗がん剤投与終了後24時間は曝露のリスクがあるとされているため、患者さんの体液や排泄物は注意して扱う。
- 4. 経口抗がん剤を在宅で内服する患者さんには、できる限り患者さん以外が薬剤に触れないよう指導する。
挑戦者7044人 正解率26%
- 1. 抗がん剤の投与時には、揮発した抗がん剤を吸入したり、手指に付着した抗がん剤を経口摂取したりしてしまうなどで医療者が曝露しないようにする。
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不正解
抗がん剤は投与される患者さん以外の人への健康被害を起こす危険薬剤であるハザードドラッグに分類されます。そのため、取り扱う際には医療者自身が曝露しないようにする必要があります。抗がん剤の曝露による健康被害としては1)発がん性、2)催奇性、3)生殖毒性、4)臓器障害(低用量での)、5)遺伝毒性などが報告されています。
- 2. 抗がん剤の投与時には、二重手袋、ガウン、フェイスシールド、マスク、吸入器防護具(N95マスクなど)の使用が望ましい。
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不正解
抗がん剤の投与時は、医療者の曝露予防のため、基本的に選択肢のように感染防護具の装着を行います。
- 3. 抗がん剤投与終了後24時間は曝露のリスクがあるとされているため、患者さんの体液や排泄物は注意して扱う。
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正解
「がん薬物療法における職業性曝露対策ガイドライン 2019年版」では、投与終了後、曝露の可能性があり注意が必要とされている時間は24時間ではなく、48時間です。よって、この選択肢は誤りです。
抗がん剤投与後48時間は、尿器やおむつの使用を避けることや男性も排尿時に座って行うなど、汚染範囲を広げないよう注意が必要です。 抗がん剤に汚染された可能性のある衣類などは、ほかの家族のもの(汚染されていない衣類)とは別にして予洗いした後、もう一度、洗濯をします。2回目の洗濯は家族のものと一緒に行って構いません。 - 4. 経口抗がん剤を在宅で内服する患者さんには、できる限り患者さん以外が薬剤に触れないよう指導する。
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不正解
経口抗がん剤を在宅で内服する場合は、内服する患者さん以外は薬剤に触れないようにします。また、患者さん本人も内服薬に触れる際にはできる限り手袋などを使用し、皮膚への付着を避けるように指導します。もし、抗がん剤の内服薬に直接触れた際は、内服後、すぐに石鹸と流水で手を洗うように指導しましょう。
引用参考文献など
1)日本がん看護学会ほか編.がん薬物療法における職業性曝露対策ガイドライン2019年版.金原出版,2019,189p.
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