点数が伸びる過去問ノートの作り方と勉強法! E判定から合格のメンズナース直伝

秋の模試では必修29点でE判定。そのころの私、メンズナースの勉強法は、焦りから参考書を丸写しするだけで、ただ時間ばかりが過ぎていました。そこから一発合格をつかむまでにガラッと変えたのが、「問題集の使い方」と「ノートの取り方」です。
目次
1 過去問から病態生理と解剖生理をつなげるコツ
疾患名や症状の丸暗記は、大変なうえに聞かれ方が変わったときに対応できなくなります。点数を伸ばす近道は、過去問を解きながら「なぜ?」を掘り下げて、正常な体の仕組み(解剖生理)と病気の状態(病態生理)をつなげていくことです。
過去問の「なぜ?」から疾患のメカニズムへつなげる
教科書を理解してから問題を解く必要はありません。過去問で間違えたところや、あやあやふやなところから調べていくほうが、結局はずっと近道になりますよ。

この問題を解いて「なぜ左心不全で起坐呼吸がみられるんだろう?」と思ったら、次のように「なぜ?」を掘り下げます。

ちなみに、ほかの選択肢にある「肝腫大」「下腿浮腫」「頸静脈怒張」は、右心室の手前(全身の静脈)に血液が溜まる「右心不全」の症状です。
このように、1つの過去問をきっかけにして「異常の理由」から「正常な流れ」までさかのぼって調べることで、少しひねった問題が出ても迷わず解ける力がついてきます。
2 記憶に定着しやすい「ふせん×ルーズリーフ」ノートの作り方
ノートをきれいにまとめること自体を目的にしてしまうと、時間がいくらあっても足りなくなります。私が実践していたのは、間違えた問題の解説や自分で調べた内容を残していく「ふせん×ルーズリーフ」の併用スタイルです。ルーズリーフバインダーの中に、情報量に応じて2つの専用ページを作って整理していました。
用意する文房具と青・赤ペンの使い分け
ノート作成にあたって用意した文房具は以下の通りです。 
- ルーズリーフ(A4サイズ)
- 持ち歩き用のクリアファイル
- ふせん
- 青ペン(ボールペン)
- 赤ペン(サインペン)
ペンは色による使い分けを意識していました。基本の文字には青ペンを使用。視覚的に記憶に残りやすいとされる色で、なめらかに書けるボールペンを選ぶと長時間書いても疲れません。
強調したいキーワードや特に重要な箇所には赤ペンを使います。裏写りしにくく、ペン先がつぶれにくいサインペンを用意しておくと、ルーズリーフの裏面も無駄なく使えて便利です。
「ふせん専用」と「ルーズリーフ専用」の基準と余白の持たせ方
バインダーの中身は、書き込みたい情報の量に合わせて「ふせん専用ページ」と「ルーズリーフ専用ページ」の2つに分けて整理していきましょう。
ふせん専用ページ:基準は「ひと言でまとめられる量」です。模試の解説で見かけた検査値や統計の具体的な数字、ひと言で説明できる定義などは、すべてふせんに書き出してこのページに貼っていきます。合計特殊出生率や日本の人口といった、直前に見直したい暗記要素の整理に適しています。

ルーズリーフ専用ページ:基準は「ふせんには収まりきらない量」です。過去問を解くなかで印象に残った病態の仕組み(機序)や、複雑な法律・制度の背景などをまとめます。
ルーズリーフに書き込む際は、ページの左側に縦に1本線を引き、あらかじめ広めの「余白」を作っておくのがポイントです。
後日、別の過去問や模試で同じ疾患にふれたとき、新しく得た知識や補足情報をその余白にいつでも書き足すことができます。ノートを一から作り直す手間がはぶけ、情報が1箇所にまとまった自分専用の参考書ができあがります。
3 看護師国家試験の対策で点数が伸び悩む人が避けるべき3つの行動
私がE判定の沼にハマっていた時期の勉強を振り返ると、問題集の進め方に共通する悪い癖がありました。「問題をたくさん解いているのに、思ったように点数が上がらない・・・」と悩んでいるなら、もしかしたら昔の私と同じ癖がついているかもしれません。私が実際にやめて効果のあった3つの行動を紹介しますね。
NG① 答えの番号だけを覚える
当時の私は、「1日50問解く」というノルマを意識しすぎて、○✕を確認するだけで解説をほとんど読んでいませんでした。
1つの疾患でも、病態の背景や周辺知識など違った問われ方をします。単に「この問題の正解は3番」と記号で覚えても、出題形式や選択肢の表現が少し変わっただけで通用しなくなります。勉強しているのに成果が出にくいと感じたら、まずはこの「正解だけの丸暗記」から抜け出してみましょう。
NG② わからない単語を読み飛ばし、その場で調べない
問題文や解説に出てくる理解があやふやな用語を、「なんとなくの雰囲気」で読み飛ばしていたことも大きな失敗でした。
この状態を放置しておくと、その用語が問題を解く鍵になっている場合や、問題を解く前提条件になっている場合に、その問題を解答できなくなります。私も「あとでまとめて調べよう」と思って結局忘れることが多かったのですが、わからない単語はその場で立ち止まり、アプリの検索などで調べるようにルールを変えました。この小さな積み重ねが、本番で問題文を正確に読み解くための大きな力になってくれます。
ちなみに、ウエブサイト「看護roo!」には用語辞典があって、用語の意味を簡単に検索できますよ!
NG③ たまたま当たった問題や模試の解き直しを放置する
間違えた問題の復習は熱心にするのに、カンや消去法で「たまたま当たってしまった問題」や、模試を受けっぱなしで復習しなかったことも、点数が伸び悩んだ原因でした。
根拠をもたずに正解した問題は、本番で間違えるリスクをはらんでいます。私が模試の判定をばん回できたのは、間違えた問題だけでなく、「なんとなく正解した問題」こそ知識の穴を確実に埋めるチャンスだと捉え、解き直しを後回しにしないようになってからです。
最初から完璧な勉強法がわかっている人はいません。誰でも手探りからのスタートですし、私自身も最初は不安でいっぱいでした。
今あなたが感じている不安は、全国の受験生も同じように抱えているものです。「自分だけじゃないんだ」と少し肩の力を抜いてみてください。
今回お伝えした私の方法はあくまで参考に、ご自身にぴったりな勉強スタイルを少しずつ作っていっていただければと思います。 応援しています!
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