傷つく覚悟|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(31)

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子どもに手を上げてしまうほどのストレスから、仕事を辞めた星川さん。一緒に告発しようと申し出ますが…

大変辛い思いをされた星川さんの話を聞いて、ママナースとして他人事じゃないと感じたもも子。そして星川さんがここまで追い詰められた最大の原因が浜田師長にあると感じて、一緒に告発しようと誘いました。

「私もヒドイこと言われ続けた被害者なの!」と打ち明けるもも子に、星川さんは、「私…いまでも師長のこと思い出すだけで震えるんです…。なのに告発なんて無理です…。」と震えながら言いました。その様子を見て、青木師長が、「いいのよ。話してくれただけでも。ありがとう。まずは自分の心の傷を癒やしてちょうだい」と励まし、その日は星川さんの家を後にしたのでした。

帰る途中、青木師長は、「本当に被害者って大変よね…相手を告発すればさらに自分も傷つく覚悟が必要なんて…。」と話し始めました。「星川さんは辞めることで自分も子どもも家庭も守ることができたけど…犠牲が大きいわよね。でも加害者は今日もいじめを続けているのよ…。」と複雑そうに言います。もも子も「本当ですね…」と相づちをうつと、青木師長は、「そういったわけで、あなたが彼女の分も告発してくれないかしら?」ともも子に言いました。

青木師長からの唐突なお願いにもも子は驚きました。すると青木師長は、「他にいないのよ!彼女だけじゃなく他にも何人も辞めたナースがいるけど、皆関わりたくないって言うの…。」と説明しました。もも子は、言いづらそうに、「いや…できれば私もそうしたいなと…。」と言うと、「それは病院にとって大きな損失なのよ!!」と青木師長は熱く言います。

「いいナースばかり辞めていくの!優しくて責任感があるから自分を責めちゃうのよ…。でもそこにつけ込む悪い奴がどうしても許せないの…。」と青木市長は悔しそうにこぶしを握ります。さらに、「それに、浜田さんをあんなにのさばらせたのは、周りの人の責任でもあると私は思ってる…私の責任でもあるのよ」と言いました。

青木師長の熱意を感じながら、「もしかして…青木師長と浜田師長って…。」と質問し始めると、途中で理解したように、「同期よ」とため息をつきながらいうのでした。もも子は、『やっぱり…でも同じ52歳でもこうも違うものか…。」と両師長を比べながら、青木師長がそこまで言うなら私も頑張ると告発に協力することを同意したのでした。

 


【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

 

看護roo!での連載に、「ブランク16年の私が看護師に復帰した話」「おうちで死にたい~訪問看護の現場から~」「モンスター患者~みんなが困り果てた金田さんのこと~」。
 

 

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