助産師の転職先【職場別・仕事紹介】

助産師として働く職場としては、大学病院、総合病院、専門病院といった各種病院やクリニックなどが挙げられます。これらを仕事の特色ごとに紹介すると、周産期母子医療センターに認定されているのか、そうでないかによって分けることができます。

周産期母子医療センターとは、ハイリスクなお産をとることができる施設のこと。大学病院・総合病院(赤十字病院や公的病院を含む)などの中から、各都道府県につき一定数の認定施設が選ばれます。

周産期母子医療センターに認定されている病院であれば、どういった区分の病院であっても、助産師の仕事内容はさして変わりません。

周産期母子医療センター認定外の病院は、総合病院(赤十字病院や公的病院を含む)と専門病院・クリニックに大きく分けられ、それぞれの職場ごとに仕事の特徴があります。

今回は職場ごとに特色がある仕事内容や、各職場で形成できるキャリアについて解説します。

周産期母子医療センターに認定されるための条件

産科と新生児科の両方が組み合わさった施設であること。母体胎児集中医療室であるMFICU(PICU)とNICUを有していることが条件となることで、ハイリスクなお産(早産、合併症妊娠、重症妊娠中毒症など)をとることができます。

よりハイリスクなお産をとることができる設備が整っている施設を「総合周産期母子医療センター」と呼び、MFICUなどのベッド数が規定に満たない施設を「地域周産期母子医療センター」と呼びます。