「こんな理由、正直に話して大丈夫?」安全な退職理由の話し方

面接時に意外と説明に困るのは、退職理由だという看護師は多いようです。経歴を見た面接官の多くが、決まって「なぜ退職(転職)しようと思ったのですか?」という投げかけをしてきます。

そこまででせっかくよい感じのアピールができたのに、ここでマイナスイメージを持たれたら…と不安になってしまいますね。

ここでは退職理由別に、どういう言い方がベターか解説していきます。

こんな退職理由なんだけど…正直に説明しても大丈夫?

  1. 人間関係やいじめを苦に辞めた
    他に転職理由があれば、できるだけ人間関係やいじめの件には触れない。

    どんなに相手が悪い場合でも、あなたの性格や対人能力に問題があると誤解されたら損。

    いじめや人間関係のことついては一切触れず、「他にチャレンジしたい仕事ができた」など全然違う前向きな話をすることです。

    他に理由がない場合など、どうしても人間関係に触れる場合は、「人間関係が複雑で、それを理由に退職する同僚が多い職場でした。

    私もなんとか努力はしたのですが、やはりもっと前向きに仕事ができる職場で頑張りたいと、転職を決意しました」といった説明の方がベターです。

  2. 結婚を機に退職した
    また働けるようになった理由も説明。「結婚を機に退職しました」と話すかたちになると思いますが、一度家庭に入ったにも関わらず、どうして働こうと思ったのか、疑問に思われるかもしれません。

    働くことになった理由(「育児に一区切りついた」「時間を短縮してなら働けるようになった」など)も添えた方がよいでしょう。

  3. 自分の成長のために辞めた
    「やりたい内容」「なぜ前の職場ではそれが実現できなかったのか」を付け足して話すと、なおよいでしょう。

  4. 忙しいから辞めた
    「看護業務以外の雑務が多く、患者さんと向き合う時間が少ない職場でしたので、これからはもっと一人ひとりの患者さんを大切にケアする看護を身につけたいと思い…」

    残業時間が長い、雑務が多くて看護業務に手が回らないなど…「忙しい」にもいろいろなニュアンスがあります。ただ「忙しいから」と言うと、「ウチも忙しいよ」と言われてしまうのがオチ。

    単に楽な病院に行きたがっていると思われないよう、看護業務にもっと専念したいなど、プラスへの言い換えが大切です。但し、「勉強会」や「委員会」がありすぎて嫌、とは言わない方がよさそうです。

  5. 体調を壊して辞めた
    「症状・診断結果・通院中かどうか・服用中の薬」など具体的に話します。

    腰痛やうつなどの症状は、業務に差し支えがあると思われてしまうことが多いようです。病気・症状は、変に隠そうとせず、

    • 診断結果
    • 今も医師にかかっているか
    • 薬は何を服用しているか

    など具体的に話し、その病院での勤務に支障が出ないか、判断をゆだねた方がよさそうです。

    相手も病気のプロですから、しっかり公正に見てくれるでしょう。なお、ドクターストップが掛かっているような大病なら、転職自体せずにまずはゆっくり休んでくださいね。

  6. 配偶者の転勤で辞めた
    今後の転勤の可能性も含めて伝える。

    病院側として気にするのは、どのくらいの期間いてくれるだろうか、という点。

    そのため、おそらく「転勤族ですか?」と聞いてくると思います。もう転勤する可能性がないのであれば、はっきりと「もう転勤は当面ないと思います」と伝えた方が良いでしょう。

    もし再び転勤の可能性がある場合は、入職後にトラブルにならないよう、あらかじめ打ち明けておく方がベターです。

  7. 親の介護が必要になり辞めた
    再び働けるようになった理由や、今後も介護が必要にならないかを含めて伝える。

    これも、おそらく症状や、今後同じ理由で退職する可能性があるかどうかを聞かれる可能性・大。「どうして介護が必要で辞めたのにウチで働こうとしているんだろう…」と思われないよう、しっかり納得させられる説明をした方がよいと思われます。

    その際は、「日勤なら働けるので」「兄弟に任せられることになったので」など、一度は辞めたもののまた働けるようになった理由をお忘れなく。

  8. 看護観の違いから転職を決意した
    具体的な看護観を説明。

    「私の思う看護観は○○○というものですが、以前の職場は×××という考え方で、自分の思う看護とはほど遠い環境でした。

    今回、ホームページで貴院の看護観が○○○と拝見し、まさに自分の理想とするものだと共感しましたので応募させて頂きました」

    といった説明で、自分の看護観と、合わなかった看護観、そして面接を受けている病院の看護観をそれぞれ説明するようにしましょう。

    看護観が合わないのを理由に転職する際は、また合わない施設に当たらないよう、事前の情報収集や、面接で質問・確認をしっかりとる必要があります。