コロナワクチンの新しい選択肢「ノババックス」って、どんなワクチン?|看護roo!ニュース

ノババックスってどんなワクチン?

 

国内で4種類目となる、この春から各地で接種が始まっている新型コロナワクチンの「ノババックス」

 

ファイザーやモデルナとは異なる仕組みのワクチンで、新しい選択肢として注目されています。
 

どんなワクチンなの?接種対象者は?

効果や副反応はどうなのか?

 

など、看護師が気になるポイントをまとめました。

 

 

ノババックスって、どんなワクチン?

これまで国内では、ファイザーやモデルナの「mRNAワクチン」、アストラゼネカの「ウイルスベクターワクチン」が使用されてきました(関連記事)。

 

いずれのワクチンも、新型コロナウイルスの遺伝情報を投与し、抗体をつくるために必要なスパイクタンパク質を体内でつくらせるタイプのワクチンです。

 

それに対し、ノババックスは「組換えタンパクワクチン」と呼ばれるもので、新型コロナウイルスの遺伝子を組換え、人工的につくったスパイクタンパク質を投与するタイプのワクチンです。

 

つまり、スパイクタンパク質を「つくらせるタイプ」か「そのものを投与するタイプ」かで違いがあります。

 

【新型コロナワクチンのタイプ】ファイザー・モデルナ:設計図を投与し、体内でスパイクタンパク質をつくらせる/アストラゼネカ:設計図を組み込んだ無毒化させたウイルスを投与し、体内でスパイクタンパク質をつくらせる/ノババックス:人工的につくったスパイクタンパク質を投与する

ワクチンの仕組み(厚生労働省)を基に看護roo!編集部で作成

 

ノババックスのワクチンは、ウイルスの病原性をなくして作る「不活化ワクチン」の一種で、B型肝炎ウイルスワクチンをはじめ、幅広く使用されている技術です。

 

また、免疫の活性化を促す「免疫補助剤(アジュバント)」が添加されているのも特徴です。

 

 

ノババックスワクチンの接種対象者は?

新たな選択肢とも言えるノババックスのワクチンですが、2022年8月11日現在、接種対象者は下記の通りです。

 

4回目接種でノババックスのワクチンを受けることはできず、すでに他のワクチンで3回目接種まで受けた人は対象にはなりません。

 

【ノババックスワクチン接種対象者】初回接種(1・2回接種):12歳以上/追加接種(3回接種):18歳以上

 

初回接種は、3週間の間隔をあけ、2回とも同じワクチンを接種するのが原則とされています。

 

また、3回目の追加接種は、「2回目接種から6か月以上」と決められています。

 

 

ノババックスワクチンの効果は?

これまでに得られた試験結果によると、オミクロン株に対する知見は限定的ではあるものの、約90%の発症を防ぐ効果があるとされています。

 

【ノババックスワクチンの有効性】初回接種(フェーズⅢ試験):野生株・ベータ株・ガンマ株に対し、約90%の発症を防ぐ効果/追加接種(審査報告書):従来株に対し、2回目接種後14日と比べ、3回目接種後28日で中和抗体価が約4倍/初回・追加接種(審査報告書):オミクロン株に対し、知見は限定的だが、初回・3回目接種後ともに中和抗体価が上昇

新型コロナワクチンの接種について(厚生労働省)を基に看護roo!編集部で作成

 

 

ノババックスワクチンの副反応は?

一方、ノババックスのワクチンによる副反応は、ファイザーやモデルナと比べると軽いと言われています。

 

ただし、少数ですが、心筋炎、心膜炎の事例が報告されていることから、接種後、心筋炎、心膜炎が疑われる症状(胸痛、動悸、むくみ、呼吸困難、頻呼吸など)が認められた場合には、すみやかに医師の診察を受ける必要があることを、接種対象者に事前に説明しておく必要があるとされています。

 

【ノババックスワクチンの副反応】※国内における臨床試験(1回目:150人、2回目:150人) ※各回接種後7日間における有害事象の発生割合 〈局所反応〉疼痛:1回目は29.3%、2回目は50.0%、圧痛:1回目は43.3%、2回目は62.7%、紅班/発赤:1回目は2.7%、2回目は15.3%、硬結:1回目は3.3%、2回目は11.3%、腫脹:1回目は2.7%、2回目は17.3% 〈全身反応〉発熱:1回目は0.0%、2回目は6.0%、疲労:1回目は8.7%、2回目は20.7%、倦怠感:1回目は10.0%、2回目は29.3%、筋肉痛:1回目は17.3%、2回目は29.3%、関節痛:1回目は4.7%、2回目は13.3%、悪心/嘔吐:1回目は0.7%、2回目は5.3%、頭痛:1回目は10.7%、2回目は21.3%

武田社の新型コロナワクチン(ノババックス)について(厚生労働省)を基に看護roo!編集部で作成
 

 

新型コロナの流行が急拡大する中、改めてワクチンへの関心が高まっています。

 

オミクロン株対応ワクチンも、2022年10月半ばからの接種に向けて準備が進められています。

 

新しい選択肢が増えることで、何らかの事情でこれまで接種しなかった人にも接種が広がるのではないかと期待されています。

 

看護roo!編集部 坂本朝子(@st_kangoroo

 

 

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