看護師も対象になった「コロナワクチン4回目接種」、効果や副反応は?|看護roo!ニュース

新型コロナワクチン4回目接種、看護師も対象に。効果や副反応は?

 

厚生労働省は7月22日、新型コロナの感染急拡大を受け、医療従事者なども「新型コロナワクチン4回目接種」の対象にすることを決めました。

 

効果や副反応など、看護師が気になる4回目接種のポイントを紹介します。
 

 

医療従事者など約800万人が追加対象に

当初、新型コロナワクチンの4回目接種は

 

●60歳以上

●基礎疾患がある18歳以上60歳未満

 

が対象でしたが、重症化リスクが高い高齢者と接する機会が多い医療従事者や介護従事者など約800万人も対象に追加されました。

 

4回目の接種は「3回目接種から5カ月以上たっていること」とされており、厚労省は、職域接種などですみやかに追加接種を進めていくとしています。

 

 

4回目接種の効果は?

海外の研究によると、新型コロナワクチンの4回目接種は「感染を防ぐ効果」は長くは続かないと指摘されています。

 

そのため、「重症化を防ぐ効果」に重きが置かれ、当初は高齢者などを接種対象としていました。

 

新型コロナワクチン4回目接種の有効性(いずれもオミクロン株流行下におけるファイザーワクチンの報告)/イスラエル保健省:感染を防ぐ効果(接種後22~28日は約50%、接種後36~42日は約33%、接種後50~56日は約9%)、重症化を防ぐ効果(接種後22~28日は約71%、接種後36~42日は約77%)/イスラエル保険組織 Clalit Health Services:感染を防ぐ効果(接種後7~30日で45%)、重症化を防ぐ効果(接種後7~30日で62%)/イスラエル保険組織 Senior Shield:感染を防ぐ効果(接種後7日以降で34%)、重症化を防ぐ効果(接種後7日以降で67%、重症による入院の予防)

新型コロナワクチンの接種について(厚生労働省)を基に看護roo!編集部で作成


今回、医療従事者などへの追加接種が決まったのは、「感染を防ぐ効果」は短いものの一定程度はあるため、医療機関や高齢者施設でのクラスターを防ぐ「短期的な利点はある」と判断されたからです。

 

 

4回目接種の副反応は?

では、4回目接種による副反応はどれくらいあるのでしょうか。

 

4回目の接種者の数はさほど多くないため、まだはっきりとは分かっていません。

 

先行する海外の研究では、「局所反応が80.3%、全身反応が48.5%で、重大な副反応は認めなかった」との報告があります。ただし、この研究は査読前論文であることに注意が必要です。

 

※専門家が読み、内容を評価する「査読」が行われる前の論文。新型コロナウイルス感染症の流行で、研究成果をスピーディに共有するために急増している。

 

新型コロナワクチン4回目接種の副反応(イスラエル保健省などの研究グループの報告、18歳以上の医療従事者274人〈ファイザー:154人、武田/モデルナ:120人〉、接種後21日目までに現れた症状)/局所反応:80.3%、全身反応:48.5%、倦怠感:33.2%、筋肉痛:24.5%、頭痛:21.5%、関節痛:8.4%、37.5度以上の発熱:6.6%、リンパ節腫脹:4.7%、知覚障害:1.5%、アレルギー反応:1.0%

新型コロナワクチンの接種について(厚生労働省)を基に看護roo!編集部で作成

 

 

2022秋以降「オミクロン株対応ワクチン」導入へ

オミクロン株への置き換わりが進む中、ワクチンの効果が低下していることが問題となっています。

 

現在、ファイザー社やモデルナ社が「オミクロン株対応ワクチン」の開発を進めており、今後の動きが注目されます。

 

米国では、2022年秋に、追加接種に使用するワクチンの中に「オミクロン株対応ワクチン」を含める検討がすでに始まっています。

 

厚労省は、2022年秋以降、日本でも初回接種を終えた人を対象に追加接種を行う準備を進めるとしています。

 

 

 

看護roo!編集部 坂本朝子(@st_kangoroo

 

 

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