病棟でカウントダウン！みんなの「年越し夜勤」レポート

今年もいよいよ今日で最後。
皆さんにとって、どんな1年でしたか・・・？と、ゆっくり振り返りたいところですが、世間と違って、年末年始も関係ないのが看護師の宿命（泣）

今回は、2012年を締めくくるべく「年越し夜勤」についてのレポートをお届けします！

■年越し夜勤、好き？嫌い？

看護師だって、年末年始くらいゆっくりしたい！ってそりゃそうですよね。

まずは、「年越しは休みたい」派の声を聞くと、

・結婚してるので、夫の実家にも顔出さなきゃいけないし、大晦日と正月三が日くらいは家族と一緒に過ごしたい。（血液内科・32歳）

・大晦日には毎年必ずケンカで大怪我した人が運ばれてくるので、正直いつもより慌しいから入りたくないです。（緊急外来・29歳）

・カウントダウンライブとか行ってみたい！でも、独身のうちは言いだしにくいな～。（整形外科・24歳）

人並みに新年を迎えたいという気持ち、よく分かります。
一方、「年越し夜勤が好き」という人にその理由を聞くと・・・

・手当ても出るし、元気な患者さんは家に帰しちゃうのでいつもよりヒマだから♪（脳外科・25歳）

・結婚してる人は家で過ごしたがるので、結果的に若手ばかりで気楽なんです☆（消化器内科・27歳）

・いつもは「皆が寝てる時間に働いてる」って感じだけど、この日は明け方まで街に活気があって、何か楽しい。（混合・26歳）

と、どうやら年越し夜勤に積極的な人も少なくないよう。中には「実家が遠いから1人で年越しするくらいなら皆で新年を迎えたい！」という新人さんならでは意見もありました。

■カウントダウンのその瞬間は！？

では、そんな年越し夜勤の過ごし方は？

いつもと同じようでやっぱり違う特別な日。みなさん、それぞれに年に一度のこの日を楽しんでいるようす。

・休みの人が差し入れ持ってきてくれるので、皆で写真を取ったり、わいわいパーティーみたいにして過ごします！病棟から年越しの打ち上げ花火が見えるんですよ！（消化器内科・27歳）

・休憩室でこっそりカウントダウンのテレビ見ながら、小声で「おめでとー」って言い合います。ジュースで乾杯して、年越し蕎麦でカップ麺食べました。（脳外科・25歳）


・同期で夜勤入って、明けで初詣に行きました！「今年こそ寿退職できますように」って毎回祈ってるですが…（皮膚科・29歳）

そんな中には、予定外の年越しを迎えた人も・・・
・準夜だったので、終わってから急いで帰って彼と年越しするはずが、まさかの急変！あわてて自転車をこいでる時に、年が明けました（泣）（内科・27歳）

急な残業には慣れっことは言え、こんな日にまで・・・と、今となっては笑いの種だそう。

最後に、産婦人科に勤めるＩさん（49歳）のエピソードを紹介しましょう！

■語り継がれる「年越し出産ラッシュ」

これはＩさんが１年目、つまり30年近く前のエピソード。

外はあいにくの雨模様で、「大荒れの年越し」との天気予報が出ていました。

「嵐の中、妊婦さんがどんどんどんどん運ばれてくるんですよ～（笑）」

分娩台も陣痛室もいっぱいで、それでも次々に産気づく妊婦さん達。あまりの緊急事態に他の病棟からも応援が駆けつけます。

「病棟が産後の人であふれかえってね、当然ベッドも足りなくなるでしょう？しょうがないから、病院中からベッドをかき集めて廊下に並べて。」当時のベッドにはキャスターが付いていなかったため、かなりの重労働だったそう。

「ちょうど、お正月で親戚中が集まってるから、見舞い客も多くてね～。元気な方にはどんどん退院していただきました。入退院手続きだけでも目が回るようでしたよ。」

まさに、大荒れの年越し。このエピソードは『伝説』として、今も初めて年越し夜勤に入る新人さんに語り継がれているとか。「覚悟しておいたほうがいいわよ～ってね（笑）」


さあ、今年の年越しまであと数時間。またいろんなドラマが生まれそうですね。

看護師のみなさま、今年1年間、本当にお疲れさまでした！
来年もステキな笑顔で１年を過ごせるよう、看護roo!は全国の頑張るナースを応援していきます♪