不妊治療に新たな光?ミトコンドリア注入で「卵子若返り」
【ナース知っ得ニュース 2015/12/17】
日本産科婦人科学会が、不妊治療の成功率を改善させる可能性がある技術「ミトコンドリア自家移植」と呼ばれる臨床研究を承認しました。これは自らのミトコンドリアを卵子に注入することで卵子を「若返らせる」とされるものです。
働く女性が増えるにつれ晩婚化が進み、出産が遅くなった結果、2013年には初めて初産の平均年齢が30歳を超え、不妊に悩む女性も多くなりました。仕事にまい進するあまり出産のタイミングがないという看護師さんの声も多く聞かれます。
今回のニュースは、新たな不妊治療の方法として、結果が出ずに苦しむ人への朗報になるかもしれないと期待が寄せられています。
「ミトコンドリア自家移植」とは
では、「ミトコンドリア自家移植」とはどんな技術なのでしょうか。
まずは腹腔鏡手術で卵巣組織の一部を取り出し、ミトコンドリアを抽出します。そして、体外受精を行う際このミトコンドリアを精子とともに卵子に注入することで、卵子が活性化するとされています。
体外受精は子宮内から採取した卵子を体外で受精させ、その受精卵を培養した後に再び子宮に戻す不妊治療です。体外受精は対象者の年齢が高いほど成功率が下がる傾向がありますが、この原因の一つは卵子の老化とされています。
ミトコンドリア自家移植では老化した卵子を活性化するため、体外受精の成功率が上がるのではと期待されています。
また、卵子提供や代理母出産などと違い本人の組織でまかなえることも重要です。日本産科婦人科学会は、この方法であれば倫理的な問題はなく、法律や国の指針に触れる可能性も低いとしています。
海外では200例、大阪の病院が実施申請
ミトコンドリア自家移植は、海外ですでに約200例が実施され、20例以上の出産につながっているということです。この技術で妊娠・出産する割合が実際に高まるかどうかが今後、検証されることになります。
また、日本産科婦人科学会は、大阪市内の不妊治療クリニック1施設からこの治療を実施したいと申請があったことを明らかにしました。
35歳以上の出産 9年で2倍に
厚生労働省が調べた出産年齢の統計によると、出産時の母親の年齢が「35歳以上」だったのは2000年では全体の11.9%でしたが、2011年には24.7%。9年で約2倍に増えています。「40歳以上」は1.3%(2000年)から3.6%(2011年)と、約3倍になっています。

出産を望む女性の年齢が上がるにつれ、不妊治療の件数も伸びました。
日本産科婦人科学会のデータによると、2000年には約7万件だった体外受精の実施件数は、2006年に約2倍の約14万件、2010年には24万件を超えました。そのうち誕生した赤ちゃんは約2万9000人と、成功率は約12%ほどでした。

(参考)
卵子若返らせる「ミトコンドリア自家移植」、学会が臨床研究を承認(TBSニュース)
不妊治療をめぐる現状(厚生労働省)
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