患児の療養環境を改善する「子ども療養支援士」が日本でもスタート
Rudolf Vlček 『Child Photography』 (from Flickr)
「子ども療養支援士」という職業をご存じでしょうか。障害や病気を持つ子供の発達を支援し、入院や治療にまつわるトラウマ、精神的ストレスを緩和・軽減することを目的に活動する職業のことで、欧米では医師や看護師とともにチームの一員をなす、コメディカルとして活躍しています。
医療の発達で、多くの病気が治療可能となりました。一方で、治療のためには長期に渡る過酷な入院生活を余儀なくされることも多く、患児は健康になることができたとしても、心に深い傷を負い、学校生活や日常生活を笑顔で過ごすことが難しいことも珍しくありません。
遊びを使って患児を支援、欧米では国家資格も
そこで、治療にともなう患児のさまざまなストレスを軽減し、小児心理学などに基づいて正常な発達を支援しようとする試みが、1960年代頃から欧米でスタートしました。
イギリスでは遊びを使って患児や障害児を支援する専門職として「ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)」が、アメリカでは「チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)」が、いずれも国家資格として認められています。名称は違っても、小児医療に欠かせないチーム医療の一員として、広く医療現場で活躍する存在であることに違いはありません。
日本版「子ども療養支援協会」が発足
こうした動きを日本でも取り入れて、小児の療養環境を改善しようとする試みが、少しずつですが始まりました。2010年にはHPS、CLSの日本版ともいえる「子ども療養支援協会」が設立。大学病院などと連携し、子ども療養支援士の研修と認定をスタートさせました。
設立から5年足らずで、すでに10数名の療養支援士が認定されています。子ども療養支援士が活躍しているのは、北海道大学病院腫瘍センター、宮城県立こども病院、茨城県立こども病院、東京大学医学部附属病院小児医療センター、国立がんセンター中央病院、横須賀市立うわまち病院、石川県立中央病院、大阪府立母子保健総合医療センターなど。しかし協会の最終的な目標は「1病棟に1配置」で、計3000人の養成を目指すとしています。
認定者の中には、看護師として小児科病棟に努めた経験から、子ども療養支援士の必要性を痛感して療養支援士の認定を取得した人もいるようです。小児医療における患児支援の必要性は、現場を知る看護師がもっともよく理解しているということでしょうか。
イギリスでは大半の小児科病棟にHPSが配置されています。HPSの信念は
・子供は親と一緒にいる権利がある
・子供は遊びと学習の機会が与えられるべき
・子供と接するスタッフには特別な教育が必要である
――ということです。親とともに過ごし、遊びながら学んで成長していくという、健常児であれば当たり前のこうした権利が、病気や障害を負った子供達にも可能となるために、子ども療養支援士の今後の活動が期待されます。
(参考)
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