最終更新日 2018/01/12

過呼吸

過呼吸とは・・・

呼吸(かこきゅう)とは、何らかの原因により必要以上に呼吸の深さや回数が増加した状態のことである。

【症状】
必要以上の呼吸により、血液中の二酸化炭素濃度が低下する。それにより、呼吸中枢が呼吸を抑制する方向へ反応し、患者は息苦しさを感じることになる。また、血液中の二酸化炭素濃度が低下することで血液がアルカリ性に傾く。これにより血管の収縮が生じ、顔面や手足のしびれ、筋肉のけいれんが生じる。呼吸をしているにもかかわらず、息苦しさが改善せず、しびれやけいれんが生じることで強い不安感や動悸を感じることもある。

【誘因】
精神的なストレスやうつ病などの精神疾患に起因することは一般的によく知られている。これらのほかに、過度な運動をした後、激しい疼痛や不快感など、肉体的なストレスに起因することもある。

【ケアのポイント】
過呼吸の患者をみたときに精神的なものが原因だと安易に決めつけないことが大切である。過呼吸となった原因を考え、精神的なものに起因するのであれば患者を安心させることが重要である。肉体的なストレスで過呼吸になっているときは、背景に重大な疾患が隠れていることもある。

執筆: 野浪 豪

神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科 救命救急センター

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