最終更新日 2018/07/25

ARB/アンジオテンシンII受容体拮抗薬

ARB/アンジオテンシンII受容体拮抗薬とは・・・

ARB(えーあーるびー)/アンギオテンシンII受容体拮抗薬(Angiotensin II Receptor Blocker)は、主に循環器疾患に用いられる薬剤である(アンジオテンシンII受容体拮抗薬ともいう)。ARBはアンギオテンシンII受容体拮抗薬の略称である。
アンギオテンシンIIは、体内で血管収縮作用を有することで昇圧作用がある。ARBは血中のアンギオテンシンIIの作用を阻害する働きがあるため、降圧薬(高血圧の治療薬)として用いられる。

ARBは心不全治療において特に重要な薬剤である。心不全では、RAAS(レニン・アンギオテンシン・アルドステロン系、Renin-Angiotensin-Aldosterone System)の慢性的な活性化によって、心臓や血管の肥大や線維化を助長する(リモデリング)ことが一因とされている。ARBは、このリモデリングを抑制することで心不全の進行・増悪を抑えることができる。また、心保護作用のほかに、腎保護作用、心房細動発症抑制作用、循環調節作用、抗動脈硬化作用、インスリン感受性改善作用が報告されている。尿タンパクと糸球体内圧を減少させ、腎機能の増悪を防ぐ働きもある。

執筆: 小森大輝

順天堂大学大学院医学研究科 総合診療科学大学院生 救命救急センター

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