最終更新日 2018/07/24

突発性発疹

突発性発疹とは・・・

突発性発疹(とっぱつせいほっしん)とは、乳児期に発症する、発熱と発疹を伴うウイルス感染症である。

報告症例の年齢は0歳と1歳で99%を占める。

原因ウイルスはヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)、あるいは7(HHV-7)である。一般的には繰り返し罹患しないが、両方のウイルスに罹患した場合には二度罹患することがある。

臨床症状は38度以上の発熱が3日間ほど続いた後、解熱とともに鮮紅色の斑丘疹が体幹を中心に顔面、四肢に出現する。随伴症状としては、下痢、眼瞼浮腫、大泉門膨隆、リンパ節腫脹などが挙げられるが、多くは発熱と発疹のみで経過する。

その特徴的な臨床経過により、発疹出現をもって診断されることがほとんどである。永山斑(発症初期に口蓋垂の根元両側に見られる粟粒大の赤い斑点)を見つけることで、発熱期間中に診断が予測できることもある。

発熱初期に熱性痙攣を起こすことがあるが、一般的に予後は良好である。また、まれに脳炎、脳症、劇症肝炎血小板減少性紫斑病など重篤な合併症を起こすことがある。

通常、予後は良好であり、対症療法で経過観察する場合がほとんどであるが、重症の場合には抗ウイルス薬投与も考慮する。

執筆: 畑 菜摘

兵庫県立尼崎総合医療センター ER総合診療科 救命救急センター

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