最終更新日 2018/05/22

五十肩

五十肩とは・・・

五十肩(ごじゅうかた、frozen shoulder)とは、40~50歳以降に発症し、原因がはっきりしない肩関節の痛みと可動域制限のことを指し、正式には、肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん、shoulder periarthritis)という。四十肩(しじゅうかた)と呼ばれることもある。かつては、腱板損傷や石灰沈着性腱板炎なども五十肩に含まれていたが、現在、これらのような炎症の原因が明らかな疾患は五十肩には含めない。

【症状】

症状としては、肩関節の痛みと関節可動域制限がみられる。痛みが強くなるに伴い、関節可動域制限も強くなる。重症になると、髪を洗う、磨きをする、服を着るなどの日常生活に必要な動作でも強い痛みが誘発されるようになり、生活に支障を来す場合もある。治癒後に再発することはほとんどないので、肩の痛みを繰り返す場合には別の疾患を考える必要がある。

【原因】

肩関節周囲の筋肉や関節包、滑液包などに炎症が生じることで痛みや可動域制限が引き起こされると考えられているが、原因は不明である。

【治療】

痛みが強い急性期には、無理な運動は避け、内服の鎮痛薬や湿布薬を併用しながら、痛みを改善させる。鎮痛が不十分であれば、ステロイドや局所麻酔薬、ヒアルロン酸などを肩関節内に注射することもある。痛みの程度に応じて、関節の拘縮の予防と可動域の回復を目指して運動療法を開始する。

執筆: 野浪 豪

神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科 救命救急センター

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