最終更新日 2018/02/01

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸とは・・・

ヒアルロン酸(ひあるろんさん、hyaluronic acid)とは、グリコサミノグリカン(ムコ多糖類)の一種である。

体内のいたるところに分布しているが、主な部位としては眼球(硝子体)や皮膚、関節に多く含まれている。

【特徴】
最大の特徴はその保水力と言える。1gのヒアルロン酸で6Lの水分を保持できるとも言われている。また、非常に強い粘性と弾性を持つのも特徴である。

【体内での役割】
眼球では硝子体に含まれ、眼球の形状を維持する働きを持っている。また、皮膚では真皮に分布し、コラーゲンとともに水分を保持し、肌の弾力を維持して保湿効果も高めている。関節では関節液や関節軟骨に含まれ、関節の動きを滑らかに維持し、関節軟骨の機能維持に役立っている。

【治療応用】
整形外科領域では変形性関節症などで関節痛を訴える患者に対して行われる、関節注射に含まれることが多い。ヒアルロン酸を関節内に注射することで、関節の動きを滑らかにすることができ、関節軟骨の消耗を抑えたり、炎症を抑えて疼痛を和らげたりする効果が期待できる。

【サプリメントについて】
健康食品やサプリメントとして市販のヒアルロン酸も広く普及しているが、ヒアルロン酸の経口摂取による関節痛の改善効果や肌の保湿改善効果は医学的に証明されていない。経口摂取されたヒアルロン酸は、吸収の段階で分解されてしまうためである。
 

執筆: 野浪 豪

神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科 救命救急センター

この記事をシェアしよう

この単語に関連する記事

関連する記事はありません。

1777単語公開中!

用語辞典トップへ