看護用語辞典 ナースpedia キーワード:異所性妊娠

異所性妊娠とは・・・

異所性妊娠(いしょせいにんしん)とは、受精卵が子宮内腔以外の部位に着床する妊娠のことをさす。ectopic pregnancy。

なお、子宮外妊娠は異所性妊娠の1つであるが、異所性妊娠のほとんどは子宮外妊娠である。このため日本では、異所性妊娠は子宮外妊娠と呼ばれていた。
しかし、英語表記の翻訳や子宮外妊娠であるかどうか判断しずらい症例があることなどから、近年、子宮外妊娠は異所性妊娠と呼ばれるようになっている。

【分類】
着床の部位によって主に以下に分類される。

卵管妊娠(異所性妊娠の9割以上)
卵巣妊娠
■子宮角妊娠
腹膜妊娠
■頚管妊娠

【原因】
クラミジアなどの感染症による卵管への障害
体外受精などによる受精卵の移送障害
■排卵誘発剤の使用
■以前の開腹手術(前妊娠時の帝王切開など)

【症状】
妊娠初期は自覚症状がないが、ほとんどの場合、妊娠の経過とともに下腹部の痛みがあらわれる。また、性器からの出血が見られることがある。
進行すると、卵管が破裂するなど着床部位に異常が起こり、出血性ショック急性腹症を発症することがある。

【検査】
尿検査
ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の分泌の有無により、妊娠の確認をする。

超音波検査
妊娠5週目あたりに胎嚢がどこにあるかを検査する。

血液検査
異所性妊娠が疑われる場合に行う。

【治療】
■薬物治療
海外では広く行われているが日本では保険適用外の使用になり、卵管が破裂していないことや本人の希望などのいくつかの条件がある。

【手術療法】
■大量の出血がみられる場合、開腹手術が行われ多くは卵管を切除する。患者の状態によっては腹腔内鏡手術が選択されることがある。

■卵管温存が腹腔内鏡手術で可能な場合がある。しかし、初回の卵管妊娠であることやhCG値や胎児の状態など、いくつかの適応条件がある。

■待機療法
自然治癒することもあるが、この場合、厳重な管理が必要となる。

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