看護用語辞典 ナースpedia キーワード:尖足

尖足とは・・・

最終更新日 2018/11/29

尖足(せんそく)とは、足の変形の一種で、足の甲側が伸び、足先が下垂したまま元に戻らなくなった状態のことである。踵を地面につけることができないため、足先で歩くような状態になり、体の支持機能に影響を及ぼす。

尖足の成因別に捉えると、以下のようなものが挙げられる。
①先天性内反足による尖足
生後に、尖足、足の先が親指の方に曲がっている内転足、土踏まずが高い凹足(おうそく)といった先天性の変形が合併することによって起きる。
②麻痺性尖足
ポリオなどの脊髄麻痺により、背屈筋の筋力が低下することによって起きる。
③痙直性尖足
脳性小児麻痺脳卒中などの痙性麻痺により、底屈筋の緊張が高まることによって起きる。
④習慣性尖足
長期間寝たきりの状態により、足の重みや掛け布団の圧迫によって起きる。

この他、片方の下肢が短いとき、それを補うために尖足になることもある。
短い方の下肢を補うための尖足は、矯正すると逆に不便になってしまうため、ほとんどの場合はその状態を維持することになる。それ以外の原因による場合は、マッサージなどの矯正法を用いる他、重症の場合は手術を行うこともある。

一方で、麻痺による尖足や習慣性尖足は予防可能な症状であり、原因となる疾患の治療の際には、足関節を固定したり、マッサージや足関節の自他運動を行うことが重要とされている

 

引用参考文献
1)加辺憲人.足趾の機能.理学療法科学.18(1),2003,41-48.
2)“先天性内反足”.日本足の外科学会. 
3)蜂須賀研二.ポリオ後症候群の装具療法.リハビリテーション医学.41,2004,292-2.
4)中村浩志ほか.血管攣縮が病因と思われた尖足の1例.日本臨床外科学会誌.65(9),2004,2510-2514.
5)山口哲ほか.腓骨神経麻痺後の尖足に対しアキレス腱延長術を行った1例.整形外科と災害外科.47(1),1998,214-216.

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