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2018年02月01日

骨は生まれ変わっているの?|骨の再生

解剖生理Q&A

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「骨代謝、骨粗しょう症」に関するQ&Aです。

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

骨は生まれ変わっているの?

骨は20歳頃まで成長を続けますが、それ以降は長さも太さも変わりません。だからといって、骨が何の活動もしないわけではありません。ヒトの体では古くなった骨が溶かされ、新しい骨が再生されるという骨代謝が、一生繰り返されているのです。 

古くなった骨が溶かされることを骨吸収といいます。石灰化した骨細胞の破壊と吸収は破骨細胞によって行われますが、これは一種のアポトーシスともいえます。骨吸収と同時に行われるのが骨形成で、新たな骨細胞を作り出すのは骨が芽細胞です。

こうした骨吸収を促進するのが副甲状腺ホルモンであるパラソルモンです。

また、骨吸収を抑制するのが甲状腺ホルモンから分泌されるカルシトニン、骨形成を促進するのが性ホルモン(エストロゲン)、骨形成を抑制するのが副腎皮質ホルモンです。

成人では骨吸収と骨形成のバランスが保たれています。そのバランスが崩れると、骨の異常が生じます。骨吸収が骨形成を上回ると骨量が減少してもろくなり、折れやすくなります。この状態を骨粗鬆(こつそしょう)症といいます。

 

MEMOアポトーシス

あらかじめプログラムされた細胞死のことで、プログラム細胞死ともいいます。ホメオスタシスを維持するための重要な要素であるといわれています。これに対し、血流が途絶えたりすることで細胞が壊死することを壊死〔えし〕(ネクローシス)といいます。

MEMO骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

骨量が減少するとともに骨組織の微細構造が劣化し、骨がスカスカになった状態。加齢や閉経に伴って生じることが多いのですが、内分泌の異常によって起こることもあります。

 

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

参考文献

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