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2016年09月26日

肝機能が低下するとどうなる?

解剖生理Q&A

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。

〈前回〉

膵液の中和作用は何のため?

 

今回は「肝機能」に関するQ&Aです。

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

肝機能が低下するとどうなる?

肝機能が低下すると、代謝、排泄、解毒などのあらゆる方面に影響が及びます。

消化、吸収に対する影響は栄養状態の低下です。肝機能が低下すると糖質代謝、脂質代謝、タンパク質の合成能が低下するため、栄養状態が悪化したのと同じ状態になります。

肝臓の消化に係わる主な働きは次の通りです。

ブドウ糖グルコース)からグリコーゲンを作り、肝臓内に蓄えます。血液中にブドウ糖が不足すると、グリコーゲンをブドウ糖に分解して送り出し、血糖値を一定に保ちます。

脂肪酸の分解コレステロールの生成を行います。

③不要なアミノ酸を分解して尿素(にょうそ)を作ります。

肝機能が低下すると、消化・吸収された栄養素を体が使いやすいような形に変える、万が一のために栄養素を貯蔵する、不要物を排出するなどの機能が果たせなくなります。

 

〈次回〉

小腸は消化と吸収のどちらを行っているの?

 

⇒〔解剖生理Q&A一覧〕を見る


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

参考文献

著作権について

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