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2019年08月22日

自分のキャリアのために、異動や転職したほうがいい?|仲本りさのTALK ROOM【11】

看護師&イラストレーター、仲本りさが看護師&看護学生のみなさんのお悩みにイラストエッセイでお答えします。

仲本りさのTALKROOMタイトルイラスト

連載:仲本りさのTALKROOM

お悩み11 自分のキャリアのためには、異動や転職をしたほうがいい?

入職以来、同じ病棟に勤めて3年目。

人数的な理由から今年度はプリセプターを行えず、目新しいこともないまま3年目になってしまいました。

他部署でやれることが増えてる同期の姿を見ると、うらやましく思ってしまいます。

もともと「ジェネラリストになりたい」と考えていたため、そろそろ他部署も経験したいと思うようになってきました。

先日、師長面談があり、その際に異動を考えてることを伝えたら難色を示されました。

「まだプリセプターもやってないでしょ」と言われましたが、

年功序列で決まっており、個人の努力でなれるものではありませんでした。

今の病棟から学べることは、まだまだあるとは思います。

が、長い間一つの部署にいた看護師が異動して来た時に、

周りが間違いなどを指摘しづらく、本人も周囲となかなか馴染めずに苦労している姿を見ていると、

若いうちにさまざまな部署の経験を積みたいと思うのです。

自分のキャリアのために、今の病棟に居続けることが良いのか、異動していろんな経験を積むのが良いのか悩んでいます。 

経験と慣れだけで偉そうに病棟に佇む、お局的存在にだけはなりたくないです。

アドバイスよろしくお願いいたします。

(かもめ 3年目看護師)

 

学生時代のように看護ができないと悩んでいる看護師のイラスト

 

りさの回答

こんにちは、ご相談ありがとうございます。

キャリアについて、

これでいいのかなってめちゃくちゃ迷いますよね…。

 

私も新卒の1年目から4年目までを同じ病棟で働き、

プリセプター・リーダー・看護研究を経験してから、

1年ちょっと前に初めての転職をしました。
 

 

場所を変えたいと思っていた理由は

まさしく

「他の環境を知らないで何年も年数だけ重ねて本当に実力がつくのかな?」

とか

「同じところで長く働いていると他のやり方に適応できなくなるんじゃないかな」

「許されることが増えてきて成長につながっていないんじゃないかな、悪い意味で馴れ合いになってないかな?」

という不安が募るようになったことが大きかったです。

 

私も、かもめさんの言うように

「長くいるというだけで

間違いを周りが指摘しづらくなるような

お局みたいな存在にはなりたくない…!」

という焦りが強くありました。

 

新しい環境で

また一から学んでいく立場になることによって、

こういった不安感を解消できるんじゃないか

という思いから

転職を決意しました。
 

 

今で転職してから約1年4ヶ月です。

自分が転職を経験してみての感想を

ひとまずお話しさせてくださいね。

 

前の病院は

急性期病院の外科と内科の混合病棟で、主に消化器癌の手術や内視鏡と合わせて

肺炎や尿路感染など寝たきりの内科の患者さんなどをみていました。

そして転職先は

急性期総合病院の外科病棟勤務で、消化器・呼吸器・泌尿器や眼科などあらゆる科の周手術期を担当しています。

ほとんど変わらないように見えますが 笑

自分の中ではこの1年、

新しい環境に馴染むだけでも大変でした。

 

プラスになったことは

・今まで経験のなかった科や症例を勉強することができる

・違う場所で育ってきた人の看護観や考え方に触れることができる

・今までやっていたことの何が“根拠のあること”で、何が“ただの業務上のルール”だったのかを考え直すことができる

といったことですかね。

 

逆にもったいなかったかもしれないと思うことは

ズバリ、後輩教育の面です。

後輩教育から離れてしまった

新しい場所でのこの1年の成長率はマイナスなんじゃないかなあと思います。

 

環境を変えると

やっぱりまた1からのスタートになるので、

戦力になるまでにも時間がかかるし

ましてや

チームリーダーや後輩指導ができるまでには

さらに時間がかかります。

 

 

私が3年目でプリセプターを経験したときは、まだまだ全然自信がなく、

「自分のことでさえ、いっぱいいっぱいなのに

私なんかに教えられることなんてない…」と、

できれば、後輩指導はしたくないという気持ちもありました。

 

 

しかし年数を経るごとに、

看護師として、患者さんに看護ケアを提供するのと同じくらい、

チームを機能させることや

お互いに学び合えるような教育も

大事だと思うようになりました。

 

そして、3年目で負担を感じながらも教育を担当したことは、

本当に自分の成長にもなっていたなあと思います。

 

私は、転職で教育の立場から一旦離れたことにより

そんな風に思うことができたので、

今後はできるだけ同じところに長く腰を据えて

育て、育てられながら

臨床でやっていきたいなって思っています。

 

こういうことも

転職してみたからこそわかったことなので

後悔はしていませんが!

 

 

参考になりましたかね…。

余計に悩ませてしまったかもしれませんね…!笑

 

「経験と慣れだけで偉そうに病棟に佇む、お局的存在になるかならないか…」

私もそれが怖かったのですが、

そうなるかならないかは環境の問題ではなく、自分自身のあり方。

だんだん人からは指摘されなくなってしまうので、

常に「慢心してないか?」と

自分で自分に問いながら続けています。

 

若いうちにいろんなことにチャレンジすべき!

とも思いますし、

年功序列を待って、もし後輩教育に携われるチャンスがあるなら

それも自分にとって大きな糧になる経験だなあ、

とも思います。

 

今まで選んだ道、これから選ぶ道に誇りを持てるよう、一生懸命お互い頑張りましょう〜!!!

 

 

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【プロフィール】

仲本りさ 

1991年生まれ。大阪府出身。看護師兼イラストレーター。看護師についてのInstagramが話題となり、実話に基づいたイラストエッセイ「病院というヘンテコな場所が教えてくれたコト。」(いろは出版)を出版。

 

Instagram:@risa_rsrs

Twitter:@RisaRsrs

Blog:リサノート

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