気管挿管の介助 | 気管挿管の介助【2】

【監修】

東京労災病院 看護部

 

「気管挿管」の介助方法

(1)医師に喉頭鏡をわたす

■ポイント■

ブレードの先端を患者さんの脚側に向け、利き手と反対の手に渡すようにする

 

(2)胃内容物の逆流や誤嚥を防ぐため、医師の指示により必要に応じて輪状軟骨を軽く圧迫する

⇒食道が閉鎖するため、胃の内容物の逆流を防ぐことができる

 

(3)スタイレットを挿入した気管チューブを医師に渡す

■ポイント■

医師は患者から目が離せない状態であるため、つかみやすいように必ず医師の利き手に渡すようにする

 

(4)挿入の際は左手で患者さんの口角を外側に広げる

⇒患者さんの唇がブレードに巻き込まれていないか、上の歯にブレードが当たっていないか確認する

(5)片手で気管チューブが抜けないよう確実に抑え、医師の指示により、スタイレットを静かに抜去する

(6)医師が喉頭鏡を抜いたら、気管チューブのパイロットバルーンにカフ用シリンジを接続する

(7)カフ用シリンジでカフに5mL程度の空気を入れ、パイロットバルーンが膨らむことを確認する

■ポイント■

この段階では、まだカフ圧が不明のため、空気を一気に入れ過ぎないように注意

 

(8)患者さんの歯または門歯にバイトブロックをはさむ

⇒このとき、気管チューブとバイトブロックのへこみを合わせる

 

(9)気管チューブを患者さんが噛まないようにすばやくバイトブロックを噛ませる

(10)バッグバルブマスクのマスクをはずし、気管チューブに接続して換気を開始する

(11)気管チューブが正しく挿管されているか確認するために医師の耳に聴診器を着ける

■ポイント■

この時、換気のため医師は手が離せないため、看護師が聴診器を患者さんに当てる

 ■ポイント■

・リザーバーが膨らんでいるか?

・SpO2が低下していないか?

・胸郭が上下しているか?

・胃が膨らんでいないか?

・左右の差がないか?

 

(12)最後に、患者さんの呼吸状態をもう一度確認する 

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