側臥位→仰臥位 | 体位変換【3】
【監修】
筑波大学附属病院 看護部
小山記念病院 看護部
体位変換「側臥位から仰臥位」:実施手順
(1)上側の腕を、患者さんの体の側面に置き、両膝をゆっくりと伸ばして、両脚を重ねる

■ポイント■
こうすることで、骨盤が後ろへ倒れやすくなり、自然に体を回転することができる

(2)上側の肩と骨盤あたりを支え、自然にゆっくりと回転させて、仰臥位にする

(3)反対側へ移動し、胸の前で腕を組む

(4)膝を立てて、支持基底面を小さくする

(5)自分の膝をベッドフレームに当て、上半身と骨盤部を水平移動する

(6)両ひざを伸ばし、組んだ腕を身体の脇にもどす

(7)患者さんの寝衣やシーツを整える
⇒衣服のシワは褥瘡の原因にもなるので、注意する

