【大阪中之島・住友病院】リーズナブル&充実のメニュー！｜ネオ病院食堂探訪【5】

編集部が街のレストランも顔負けの”ネオ病院食堂”を紹介するこの企画。

今回は「天下の台所」大阪にある、住友病院の病院食堂をご紹介。

 

なんでも"リーズナルかつ豊富なメニュー数を誇る病院食堂”とのこと。これは気になる。

 

 

大阪の中心、梅田からバスに揺られること10分。

 

取材日は、秋晴れの11月某日の午後3時。

なんでも、広報担当の方いわく「ディナータイムの準備中です」とのこと。

『病院食堂にディナータイムがあるの…!?』

そんな「気になる」を抱きながら、早速、食堂内に潜入！

 

5階にある食堂は、明るくておしゃれな雰囲気。

中に入ると、早速、厨房からスパイシーないい匂いが…

 

いい匂いの正体は、カレーライスでした。

 

 

お重の弁当も発見。揚げたての鶏フライの匂いもたまらない。

 

興奮して、勢いで蓋を開けてしまった

 

ところで、つい見逃していたけど、さっきのカレーライス。プレートに「￥250」って書いてあったような…

 

 

書いてた。しかも単品ではなくセットとは。なんというお値打ちプライス。

 

ディナータイムの営業、お弁当の存在、そしてワンコインでお釣りがくる価格設定。

この病院食堂、ただならぬものを感じます…

 

これは、店長にあれこれ聞いて確かめるしかない！と、いうことで、教えて店長さん！

 

店長の島元英樹さん

 

Q1.ディナータイム営業があるのですか？

 

「はい！ディナータイムは、16時45分～19時までで、比較的遅い時間まで皆さんに利用していただけるようにしています」

 

定食用の小鉢も作っていたそう。今夜はきんぴら

 

以前は17時までしか営業していなかったのですが、『残業があったら食べられない』という職員の方の声を反映して、今はこの営業時間でやっています」

 

遅い時間までの営業は、準夜の看護師やランチを逃した医師に人気とのこと。

 

Q2．お弁当サービスがあるのですか？

 

「はい！『夜勤の時もバランスのよい食事が取りたい～』という看護師さんの声を反映して、お弁当サービスを始めました」

 

バランスの良いおかずに、うれしい味噌汁つき

 

「マグカップを持参いただけば、味噌汁も病棟に持って帰っていただけます！」

 

職員さんに直撃！こんなメニューを選んでいます

ディナータイム営業もすごいですが、メインはやっぱりランチタイムの営業！

ピークの時間帯には、186席がほぼ全て満席なんだとか。

 

看護師さんの利用も多いとのこと

 

実際に職員の皆さんは、どのようなメニューを選んでいるのでしょうか。選んだ理由まで聞いてみました。

 

(1)  「秋の味覚を楽しみたい」看護師(女性 28歳)

 

フライデースペシャル(金曜日だけの特別メニュー)、栗ご飯ときしめんという、関西ならではの炭水化物推しメニュー

 

●栗ご飯 ：(419kcal)

●牛しぐれの月見きしめん：(475kcal)

●おくらのおひたし：(11kcal)

●ヨーグルトゼリー：(52kcal)

 

合計：957kcal、330円

 

【このメニュー選んだ理由は？】

栗ご飯が食べたかった！

 

(2) 「ガッツリお腹を満たしたい」医師(男性 30歳)

 

 

●ビーフカレー：(島元さんにお願いして山盛りに) (880kcal、150円)

●卵とエビの香味炒め：(294kcal、210円)

 

合計：1174kcal、360円

 

【このメニューを選んだ理由は？】

夕方にカンファレンスがあり、夕食が22時以降になるので、昼はガッツリといきたくて！

 

病院内で「伝説の山盛りカレー」と呼ばれているそう

 

(3) 「低カロリーに抑えたい」看護師(女性 50歳)

 

 

●鶏肉の生姜焼き：(257kcal、210円)

●ナスのカニあんかけ：(35kcal、70円)

●白ご飯(小)：(202kcal、30円)

 

合計：494kcal、310円

 

【このメニューを選んだ理由は？】

「肉と野菜をしっかりと取りつつも、低カロリーに抑えたかったので」

 

皆さん、それぞれの嗜好に合わせて、メニュー選びを楽しんでいるようです。

 

きめ細やかすぎる店長の4つのこだわり

職員さんに人気の病院食堂を切り盛りする島元さんには、店長として譲れない「4つのこだわり」があるようです。

 

こだわり1

ランチタイムのメニューは全品毎日日替わり

 

実際のメニュー表がこちら。スープやパスタ、丼物やカレー、サイドメニューを含めると毎日約25種類の豊富なメニュー。

 

 

全品毎日日替わり。1週間(平日の5日間)ではなんと約125種類。すごい数ですね！

 

こだわり2

お財布にやさしいリーズナブルな価格設定

 

40円のオニオンスープや、80円の豆腐サラダ、ラーメンは170円などメニューは総じてお手頃価格。

職員さんの１回のランチの平均単価は、なんと約260円！

 

「価格に関しては、病院からの補助があるので、このお値段でご提供することができます」

 

こだわり3

ヘルシーなメニューも準備してます

 

低カロリーを希望する方のために、毎日300kcal以下のおかずを準備。少ごはん、お味噌汁と合わせても600kcal以下になるようになっています。ダイエットに励む女性への強い味方。

 

ヘルシーメニューは、八宝菜や太刀魚の塩焼き、ナスとひき肉の野菜炒めなど

 

また、職員の方々の健康のために、全体的になるべく塩分を抑えながらも、しっかりとした味付けを施しています。

 

こだわり4

オーダーを受けてから調理。あつあつの料理を提供します

 

「作りたての温かいご飯を食べてほしいですからね。また、食材自体も包丁を入れてから1時間半以内に調理するようにもしています。食材は鮮度が何より大切だと思っているので」

 

 

最後に、島元さんにこんな質問をしてみました。

 

店長として一番嬉しい瞬間は何ですか？

 

「職員の方に直接『おいしいです』と言っていただけるとやっぱり嬉しいですね。何よりの励みになります」

 

取材終了間際、「今年のクリスマスのメニュー、何にしようかな」と話す島元さんの笑顔が印象的でした。今後も、バラエティに富んだメニューが、食堂に並ぶことでしょう。

 

住友病院の皆さんが正直うらやましい！と思う編集部でした。

 

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編集部check！＠「住友病院・病院食堂」

メニューの種類・・・★★★★★
栄養バランス・・・★★★★☆
職員の皆さんの利用度・・・★★★★☆

 

530-0005 大阪市北区中之島5丁目3番20号

06-6443-1261

 

年中無休

ランチタイム ： 11：00 ～ 14：30

ディナータイム ： 16：45 ～ 19：00