左室造影検査(LVG)|左心カテーテルの検査

『本当に大切なことが1冊でわかる循環器』より転載。
今回は左室造影検査(LVG)について解説します。

 

湯浅 雪
新東京病院看護部

 

左室造影検査(LVG)

左室造影検査(left ventriculo graphy;LVG)では、左室壁運動、左室駆出率(EF)、左室容積、左室壁の肥厚(LVH)、僧帽弁閉鎖不全症(MR)の評価を行います(図1図2)。大動脈から左心室までカテーテルを進め、左室内の圧力を測定します。また、造影剤を注入し、左室壁運動の評価(図3)、僧帽弁逆流の有無や程度(図4)を確認できます。

 

事前の心エコー検査で、左室内血栓が認められている場合は、LVG禁忌となります。

 

左室造影検査では、大量の造影剤を左心室に一気に注入します。造影剤アレルギーがある場合や、腎機能障害のある場合は行わないこともあります。

 

図1左室造影検査画像のみかた

左室造影検査画像のみかた

 

 

 

図2左室壁のAHA分類1)

左室壁のAHA分類

 

 

 

図3左室壁運動の評価1)

左室壁運動の評価

 

 

 

図4僧帽弁閉鎖不全症の評価(Sellers〈セラーズ〉分類)2)

僧帽弁閉鎖不全症の評価(Sセラーズ図 ellers分類

 


文献

  • 1) 山名比呂美:特集 60問トライアル ハートナース検定.ハートナーシング 2016:29(12):40-41.
  • 2)循環器用語ハンドブック:僧帽弁閉鎖不全[症].(2020.01.10アクセス)
  • 3)日本循環器学会:弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン(2007年改訂版).(2019.09.01アクセス)
  • 4)齋藤滋監修,高橋佐枝子,島袋朋子編:やさしくわかる心臓カテーテル 検査・治療・看護.照林社,東京,2014.
  • 5)尾辻豊:心臓弁膜症・心内膜炎.医療情報科学研究所編,病気がみえる vol.2 循環器 第4版,メディックメディア,東京,2017:202-230.
  • 6)長沼亨:弁膜症 実地医療で実践すべき診療のプロセス弁膜症 実地医家が知っておくべき現代の弁膜症 経カテーテル僧帽弁逆流症治療MitraClipとは.Medical Practice 2017;34(12):1999-2005.
  • 7)高谷陽一,赤木禎治:はやわかり! Amplatzerの実際と必要な看護.ハートナーシング 2015;28(7):710-712.
  • 8)日本メドトロニック株式会社:ペースメーカって、何ですか? 2013年12月改訂版.(2019.09.01アクセス)
  • 9)吉川糧平,岡村篤徳,南口仁 他:第6章 心臓カテーテル治療.粟田政樹,田中一美編,はじめての心臓カテーテル看護 -カラービジュアルで見てわかる!.メディカ出版,大阪,2013:65-87.

 

 

本連載は株式会社照林社の提供により掲載しています。

 

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[出典] 『本当に大切なことが1冊でわかる 循環器 第2版』 編集/新東京病院看護部/2020年2月刊行/ 照林社

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