2017/06/05 のクイズ
Aさんは尿路感染症で大部屋に入院しています。入院時より膀胱留置カテーテルを留置しています。検査室より、Aさんの尿から耐性菌であるESBL産生菌(基質特異性拡張型βラクタマーゼ)が検出されたと連絡がありました。以下の中で適切ではない対応はどれでしょうか?
- 1. 膀胱留置カテーテル挿入中なので、個人防護具(手袋、エプロン)を装着するのは尿を廃棄するときのみに限定してよい。
- 2. 検温を行うときなど、常に個人防護具(手袋、エプロン)を着用する。
- 3. 個室または同じ耐性菌が検出されている患者さんと同じ病室で対応する。
- 4. 使用する血圧計や体温計はAさん専用とする。
挑戦者4525人 正解率69%
- 1. 膀胱留置カテーテル挿入中なので、個人防護具(手袋、エプロン)を装着するのは尿を廃棄するときのみに限定してよい。
-
正解
尿の廃棄や介助を行う際に、ベッド柵や環境が汚染されている可能性があります。そのため、検温など直接尿に触れない場合であっても、手袋やエプロンを着用することが必要です。
- 2. 検温を行うときなど、常に個人防護具(手袋、エプロン)を着用する。
-
不正解
検温など直接尿に触れない場合であっても、手袋やエプロンを着用することが必要です。
- 3. 個室または同じ耐性菌が検出されている患者さんと同じ病室で対応する。
-
不正解
耐性菌が検出された場合は、可能であれば個室に収容する、もしくは同じ耐性菌が検出された患者さんと同室で管理(コホート隔離)します。こうすることで、ほかの患者さんとの交差感染の可能性を低減します。
しかし、コホート隔離ができなくてもほかの患者さんとの交差を予防できるのであれば大部屋での管理も可能です。耐性菌対策は、まず耐性菌とは何か、接触感染対策とは何かを理解し、患者さんにかかわる医療従事者、家族、患者本人が全員で対策を実施することが必要です。 - 4. 使用する血圧計や体温計はAさん専用とする。
-
不正解
交差感染を予防するため、使用する物品はAさん専用とします。それが困難な場合、Aさんに使用した物品は、必ず菌に効果がある消毒薬で消毒してから、ほかの患者さんに使いましょう。検温物品だけでなく、はさみやボールペンなど何気なく使ったものにも注意が必要です。
このクイズに関連する記事
いま読まれている記事
掲示板でいま話題
今日の看護クイズ
本日の問題
◆災害医療の問題◆NBC災害に含まれないものはどれでしょうか?
- 核物質による災害
- 生物剤による災害
- 化学物質による災害
- 爆発物による災害
1508人が挑戦!
解答してポイントをGET

