2017/05/29 のクイズ
- 1. 一般用の輸液セットで1分間に42滴で滴下数を合わせた。
- 2. 点滴は24時間続くため、上肢を動かすのはやむを得ないことなので気にしないよう伝えた。
- 3. トイレ歩行など立位になることを見越して、滴下速度をやや速めに設定しておいた。
- 4. 患者は心機能が低下していたため、医師の指示はないが、輸液ポンプを使用した。
挑戦者4496人 正解率62%
- 1. 一般用の輸液セットで1分間に42滴で滴下数を合わせた。
-
不正解
輸液セットには、1mLが20滴の一般用と、60滴の微量用(精密用)があり、滴下速度計算を間違えないようにしなければなりません。
今回の場合、一般用の場合だと、
(500×3×20)÷(24×60)=20.8となり、21滴となります。
これに対し、微量用(精密用)の場合だと、
(500×3×60)÷(24×60)=62.5で63滴となります。
一般用の輸液セットを使用した場合、3倍速で滴下することになってしまいます。 - 2. 点滴は24時間続くため、上肢を動かすのはやむを得ないことなので気にしないよう伝えた。
-
不正解
腕を屈曲すると静脈還流が悪くなったり、上肢を外旋や内旋することで留置針の先が血管壁に当たるため、滴下速度が遅くなります。よって、点滴を行う際は、患者さんに、できるだけ上肢を動かさないよう説明しましょう。
- 3. トイレ歩行など立位になることを見越して、滴下速度をやや速めに設定しておいた。
-
不正解
自然落下では、点滴ボトルの位置と刺入部位との高低差が滴下速度に影響を与えます。トイレ歩行時などで臥位から立位になった場合、高低差が縮まるため、点滴速度は遅くなります。だからといって、点滴の速度を速くするのは、心負荷がかかったり、使用薬剤によっては循環動態に影響を与えたりすることもあるため、指示を遵守しましょう。
- 4. 患者は心機能が低下していたため、医師の指示はないが、輸液ポンプを使用した。
-
正解
点滴の速度調節は、治療や病態、あるいは薬剤の用法上、決まった速度で精密に調整したい場合は、患者の体位・肢位によって変動する自然滴下で管理するよりも、輸液ポンプを使用しましょう。
引用参考文献など
1)川村治子.点滴の敵数計算と敵数調整の間違いを防ごう.医療安全ワークブック.第3版.医学書院,2014,60-62.
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