2018/01/08 のクイズ
- 1. 大腿静脈からの挿入は感染のリスクが低い。
- 2. 内頸静脈から挿入する場合には気胸を合併しやすい。
- 3. メインの輸液は近位(proximal)から投与することが望ましい。
- 4. 循環作動薬はフラッシュなど急速に注入しないよう管理する。
挑戦者5374人 正解率59%
- 1. 大腿静脈からの挿入は感染のリスクが低い。
-
不正解
一般的に、中心静脈カテーテルの挿入経路には内頸静脈、鎖骨下静脈、大腿静脈があります。大腿静脈から下大動脈への挿入は2~3cmで最も容易ですが、陰部が近いため、清潔が保ちにくく、感染のリスクが非常に高くなります。挿入前に除毛を行い、陰部洗浄を行うと清潔を保てるだけではなく、安定して固定をすることができます。鎖骨下静脈からの挿入は平面で固定ができ、感染のリスクが少なくなります。
- 2. 内頸静脈から挿入する場合には気胸を合併しやすい。
-
不正解
気胸を合併しやすいのは、内頸静脈ではなく、鎖骨下静脈です。鎖骨下静脈から上大動脈への挿入は5~7cmであり、近くに肺があるため穿刺によって肺や胸膜を傷つけ、気胸や血胸を合併しやすくなります。そのため、挿入後は呼吸音の確認やX線写真撮影での確認、SpO2の低下の有無、呼吸状態の変化などに注意が必要です。右内頸静脈からの挿入は、解剖学的に上大静脈と直線的につながっており、1~2cmと挿入が容易です。
- 3. メインの輸液は近位(proximal)から投与することが望ましい。
-
不正解
中心静脈カテーテルにはダブル、トリプル、クワッドといった複数のルーメン(内腔)を有するカテーテルがあります。配合変化や循環作動薬などで同時に投与ができない薬剤でも、複数のルーメンから同時に投与が可能です。ルーメンの数、開口の位置、内腔の大きさを確認し、投与薬剤の種類や特性を考慮して投与ルートを選びます。
遠位(distal)はカテーテルの先端にあたり、心臓に最も近く、近位(proximal)は心臓から遠くなります。そのため、メインの輸液は遠位(distal)から投与することで内径が太く、高流量や急速輸液が可能です。近位(proximal)のルーメンは予定外に抜去されたときに薬剤が投与中断されるリスクが高くなるため、注意が必要です。 - 4. 循環作動薬はフラッシュなど急速に注入しないよう管理する。
-
正解
循環作動薬は微量で持続注入されています。微量で効果を発揮するため、フラッシュを行うと循環に直接影響し、循環動態が不安定になります。そのため、循環作動薬を急速に注入することは禁忌となっています。鎮静鎮痛薬では循環動態への影響は少ないですが、呼吸抑制による無呼吸が生じやすく、循環動態だけでなく呼吸や意識など全身の観察が必要です。また、体位変換などによって長時間ルートが折れ曲がると適切な投与ができないため、十分な薬剤効果が認められない上、慌ててルートを戻すとそれまで投与されていなかった薬剤が一気に流れ、急速注入されてしまいます。薬剤の管理だけでなく、カテーテルのルート管理も重要です。
引用参考文献など
1)南保幸代ほか.坂本すがほか監.中心静脈カテーテルの挿入介助と管理.完全版ビジュアル臨床看護技術ガイド.照林社,2015,225-238.
2)池田理沙.杉江英理子監.CVライン投与時のこんなときどうする? .Expert Nurse.32(7),2016,38-51.
3)山下直也ほか.道又元裕監.カテーテル管理とモニタリング. ICU3年目ナースのノート.日総研出版,2013,14-19.
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