2017/12/27 のクイズ
82歳男性Aさん。脳梗塞で入院となりました。ADLは自立していますが、認知症があります。入院後、Aさんは「玄関はどこですか?家に帰りたいです」と繰り返し、日中は傾眠傾向で、夕方になると起き出し、徘徊が見られました。以下の中で、看護師の対応で最も適切なものはどれでしょうか?
- 1. Aさんが自宅に帰りたいと話すたびに、「分かりました。待っていてください」と伝えて病室にいてもらうようにする。
- 2. Aさんの徘徊はいずれ治まるので声をかけずにそのまま見守るようにする。
- 3. Aさんが徘徊しても安全なように環境整備を優先して実施した。
- 4. 夜間、睡眠薬の投与を医師に相談した。
挑戦者4345人 正解率81%
- 1. Aさんが自宅に帰りたいと話すたびに、「分かりました。待っていてください」と伝えて病室にいてもらうようにする。
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不正解
Aさんは入院していることを認識できていないため、「家に帰りたい」と言い、徘徊していると考えられます。看護師は、徘徊の要因を理解し、患者さんの気持ちに近づき、一緒に歩いたり、じっくりと話を傾聴するなど安心、納得できるような対応が必要となります。
- 2. Aさんの徘徊はいずれ治まるので声をかけずにそのまま見守るようにする。
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不正解
徘徊によるエネルギーの消耗は可能な限り抑える必要があります。そのため、Aさんには声かけをして休憩を促したり、お茶やお菓子などを勧めて状態を観察することも必要です。
- 3. Aさんが徘徊しても安全なように環境整備を優先して実施した。
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正解
選択肢2の解説にもあるように、徘徊はできる限り抑える必要があります。しかし、徘徊した場合に、転倒などの危険がないよう、ベッド周辺や廊下など、病棟内で障害物となる可能性のあるものは移動したり撤去したりして、環境を整えます。その際、水漏れなどで床が滑リやすい状態になっていないかも確認しましょう。
- 4. 夜間、睡眠薬の投与を医師に相談した。
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不正解
徘徊があるからといって、睡眠薬の投与をまず考えるのではなく、Aさんの睡眠・覚醒のパターンを把握し、生活のリズムを整えることを検討し、もし徘徊しても安全なように環境を整える必要があります。
引用参考文献など
1)北川公子.認知症.系統看護学講座 専門分野Ⅱ:老年看護学.医学書院,2015,304-324.
2)日本看護倫理学会 臨床倫理ガイドライン検討委員会.医療や看護を受ける高齢者の尊厳を守るためのガイドライン.(2017年11月閲覧)
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