2017/12/21 のクイズ
- 1. 微量元素を含まない栄養輸液製剤の場合、1週間に1回、微量元素を投与する。
- 2. 糖質60%、タンパク質15%、脂質25%の栄養組成バランスがよい。
- 3. 脂肪製剤は感染の危険性があるため、2日ごとの投与にする。
- 4. ビタミンは重要でない。
挑戦者3470人 正解率57%
- 1. 微量元素を含まない栄養輸液製剤の場合、1週間に1回、微量元素を投与する。
-
不正解
微量元素とは、生命活動における生理作用に関与する体内含有量が鉄および、鉄よりも少ない元素(亜鉛、銅、セレンなど)のことをいいます。食物摂取が可能であれば、問題となることはありませんが、経静脈栄養を行っている患者さんには外部からの補充が必要となります。市販されているエレメンミック®やミネラリン®などの微量元素製剤は、1日2mL(1A)を添加すると、健常域内に血中濃度を保つことができる量になっているため、毎日投与する必要があります。
- 2. 糖質60%、タンパク質15%、脂質25%の栄養組成バランスがよい。
-
正解
経静脈栄養では、バランスのとれた成分調節が必要になります。一般的にバランスのとれた成分調節とは、糖質(炭水化物)60%、タンパク質(アミノ酸)15%、脂質25%と言われています(図1)。しかし、疾患や状態に応じて、特殊な成分調節を必要とする場合もあります。経静脈栄養に使用される輸液製剤には、糖質(炭水化物)だけのものやタンパク質(アミノ酸)、もしくは、脂質だけのもの、また、それらを組み合わせたさまざまな組成内容のものや、組成の組み合わせが可能です。このケースでは、特別な成分調節を必要としないものとあるため、この選択肢が正解です。
- 3. 脂肪製剤は感染の危険性があるため、2日ごとの投与にする。
-
不正解
選択肢2の解説で説明したように、経静脈栄養では、バランスのとれた成分調節が必要になります。そのため、脂肪製剤も毎日投与する必要があり、感染の危険性があるとの理由で、投与量を制限する必要はありません。ただし、基本的には必須脂肪酸の補充目的に投与する場合は、週1~2回投与で十分です。今回は、肝・腎機能の正常な患者に対する経静脈栄養投与についてのため、この限りではありません。
- 4. ビタミンは重要でない。
-
不正解
ビタミンには水溶性ビタミン(B1、B2、B6、B12、C、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)や脂溶性ビタミン(A、D、E、K)があります。微量元素同様に、食物摂取が可能であれば、ビタミン欠乏が問題となることはありませんが、経静脈栄養を行っている患者さんには外部からの補充が必要となります。特にビタミンB1が欠乏すると、TCAサイクル(クエン酸回路)での酸化が行われず、嫌気的解糖となり、乳酸の蓄積が起こります。ビタミンB1の欠乏は、効率的なATP生成がなされないことに加え、乳酸蓄積による乳酸アシドーシスを招く危険性があるため、経静脈栄養ではビタミン製剤を添加する必要があります。
引用参考文献など
1)清水孝宏編.エキスパートが本気で教える重症患者の栄養管理.急性・重症患者ケア. 2(2),2013,302-310.
2)山下亮.急性期患者の経静脈栄養-成分調節の原則.全科対応 重症患者ケアパーフェクトブックQ&A.学研メディカル秀潤社.2013,146-149.
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