2017/09/24 のクイズ
急性期〜安定期にある患者さんに対して呼吸リハビリテーション(運動療法)を開始するにあたり、評価項目として必須でないものは次のうちどれでしょうか?
- 1. 動脈血ガス分析
- 2. 経皮的酸素飽和度(SpO2)
- 3. 握力
- 4. 呼吸困難感
挑戦者4273人 正解率14%
- 1. 動脈血ガス分析
-
正解
動脈血ガス分析を実施することで、pH、PaO2、PaCO2、HCO3−、Hbなど数多くの情報から肺でのガス交換や呼吸、循環の状態を総合的に評価することができます。しかし、医師が採血を行わなければならず、痛みを伴う検査であること、血液ガス測定装置が常時迅速に使用できるとは限らないことなどから、必須ではなく、可能であれば行う評価とされています。
- 2. 経皮的酸素飽和度(SpO2)
-
不正解
経皮的酸素飽和度は、パルスオキシメーターを用いて動脈血の酸素化を非侵襲的かつ連続的に測定ができるため、必須の評価項目となっています。測定時には、末梢循環不全や体動などによる感知の不良に注意が必要です。
- 3. 握力
-
不正解
握力は、全身の筋力を反映し、呼吸機能や他の筋力と相関しますので評価に適しています。測定が簡便なため必須の評価項目となっています。測定には握力計を用いて、立位で左右それぞれ3回ずつ測定し、その最大値を測定値とします。
- 4. 呼吸困難感
-
不正解
呼吸困難(息切れ)は、患者の予後を規定する因子であり、患者の活動制限やQOLに関与する最も重要な因子です。リハビリテーションでの負荷量にも関係するため、必須の評価項目となっています。医療スタッフがスケール(表1:修正MRC、表2:修正Borgスケールなど)を用いて共通の評価をすることが大切です。
引用参考文献など
1)日本呼吸ケア・リハビリテーション学会、日本呼吸器学会、日本リハビリテーション医学会、日本理学療法士協会編.安定期における運動療法の実際.呼吸リハビリテーションマニュアル:運動療法.第2版,照林社,2012,25-34.
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